SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告のやり方がわからない。
ところでSBI FXトレードの確定申告ってなに?
わずか1円でもSBI FXトレードで儲けたら、税金の計算方法や確定申告は必要になるの?
SBI FXトレードの儲けは確定申告が必要と耳にした方はこのような疑問を感じているのではないでしょうか。
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告とは?
確定申告とは、年間所得が一定を上回った場合に、翌年3月15日までに申告手続きによる税金の計算と納税を行い、税務署へ所得税を納めることをさしています。
所得税とは、儲けに対して発生する税金です。
ただし年間所得が一定を超えても、SBI FXトレードから確定申告のお知らせや、税務署からの納税通知書などは届きません。
ではどのように確定申告をはじめるのかというと、年間所得を自己管理して、一定を超えていた場合に翌年すぐにでも自己判断でスタートできます。
確定申告は所得税の納税を目的として行いますが、申告手続きを行うことで自動的に住民税の対象にもなり、後日納付書が送付されてくるので期日までに納税しましょう。
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告が必要な人
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告が必要な人は、以下の通りです。
- 正社員・パート・アルバイトなどの給与取得者:年間所得が20万円を超えたら
- 個人事業主・専業主婦・学生などの非給与取得者:年間所得が48万円を超えたら
- 確定申告が不要になる人:年間所得43万円(市町村によって異なる)を超えた場合は別途住民税の納税が必要
SBI FXトレード等の儲けが年間20万円または48万円を超える場合は確定申告が必要になります。
なおSBI FXトレードの所得に関係なく確定申告が必要になる方は、医療費控除や住宅ローン控除等で確定申告をする人や、給与所得が年間2000万円を超える方などでしょう。
一方、確定申告が不要になる方は、給与と退職以外の所得が年間20万円以下、公的年金が400万円以下かつそれ以外の所得も20万円以下の方でしょう。
専業主婦や学生の場合は、それ以外の所得も含めて年間48万円以下の場合、確定申告は不要になります。
ただし所得税の申告をするための確定申告は不要になっても、年間所得43万円(市町村によって異なる)を超える場合は住民税の申告と納税が必要になります。
もよりの市町村役場で住民税の申告と納税を行いますが、申告や納税がよくわからない場合は市町村役場に問い合わせてみましょう。
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告は雑所得の申告分離課税
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告は、税制上「雑所得の申告分離課税」の区分で行います。
税制上の所得は10区分されており、雑所得はそのひとつです。
雑所得はさらに申告分離課税と総合課税に分類されていて、SBI FXトレードなどの国内FXは申告分離課税に該当します。
申告分離課税では、税率は所得税15%と住民税5%の合計20%で、同じ年の「先物取引に係る雑所得等」であれば損益通算が可能、3年間の繰越損失ができます。
税率については2037年12月31日まで復興特別所得税が0.315%上乗せされて、20.315%になります。
損益通算では、国内FX同士の損益を相殺したうえで課税対象額を算出できます。
また繰越損失が適用さるので、今年の確定申告で損失を申告しておけば、翌年以降で得た利益と相殺して、3年間にわたり翌年以降の課税対象額を軽減できます。
一方、海外FXや暗号資産FXなどは、雑所得の総合課税に分類されるため、雑所得の申告分離課税に分類されるSBI FXトレードとは損益通算ができないことに注意しましょう。
また税率もSBI FXトレードとは異なり、雑所得の総合課税は所得税は5~45%と所得額に応じて税率が変動する累進課税方式を採用しており、住民税も一律10%になります。
SBI FXトレードと比べると、海外FXや暗号資産FXは、繰越損失が適用されない、住民税は倍になるなど税制上不利であり、所得が多くなるほど税負担が大きくなるという特徴があります。
稼げるようになるほど、SBI FXトレードなどの国内FXのほうが税金の計算方法や確定申告を有利な条件で行うことができるでしょう。
SBI FXトレードの税金の計算方法
SBI FXトレードの税金の計算方法は「年間所得×20.315%」で行います。
税金の計算方法では年間所得を把握するために、SBI FXトレードの取引報告書から年間の損益の資料をダウンロードすれば、損益の金額を把握できます。
しかし税制上の「所得」とは「収入」と区別されており、所得は収入から経費を差し引いた金額、すなわち純粋な利益を「所得」として税金の計算方法を行います。
経費とは、トレードで利用したパソコンを稼働するための光熱費、ネット接続のための通信費、トレード参考書などの新聞図書費などをさしており、これらを収入から相殺すれば所得を算出できます。
なお確定申告するためには経費の領収書が必要になりますので、SBI FXトレードの取引報告書とともに大切に保管しましょう。
年間所得を把握すれば税金の計算方法を行うことができるため、SBI FXトレードの確定申告前にある程度の金額を把握したい方はぜひ行ってください。
SBI FXトレードの確定申告のやり方
SBI FXトレードの確定申告のやり方は、上項までの解説にしたがい、まずは損益と経費の記帳から行います。
記帳の情報をもとに確定申告の対象者であることを判断して、対象者であれば国税庁のホームページなどから確定申告書の作成を行いましょう。
はじめての確定申告は白色申告になりますので、白色申告書の作成を終えたら、税務署へ申告書の提出を行います。
e-TAXによるオンライン提出か税務署への郵送または窓口の提出を行えますので、マイナンバーカードを発行している方はオンライン提出が便利ですのでおすすめでしょう。
申告書の提出を終えたら所得税の納付を行い、後日送付されてくる住民税の納付も忘れずに行うことで、確定申告の手続きはすべて完了します。
また翌年以降、青色申告による控除を受けて税負担を軽減したい方は、確定申告書の提出とともに開業届も税務署へ提出しましょう。
そして電子帳簿保存法にしたがって記帳することで、最大限の控除を受けて税金負担を軽くすることができます。
なお確定申告のやり方は、会計ソフトを利用すれば、記帳のみの手続きだけで、確定申告書の作成からe-TAXによる提出を一貫して行うことができるためとても便利です。
また日頃から記帳する習慣を身につければ、年明けすぐに確定申告の対象者であることを判断し、すぐに手続きをはじめられますので、日々の記帳はできるだけ行うことをおすすめします。
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説まとめ
SBI FXトレードの税金の計算方法と確定申告について解説しました。
確定申告が必要になる人は、年間所得20万円を超えたら必要なのかどうかを意識しましょう。
またSBI FXトレードと海外FXや暗号資産FXは税制上の区分が異なることにご注意ください。
住民税は確定申告の手続きで自動的に対象になりますが、そもそも確定申告をしない方でも住民税の納付が必要になるケースもありますので市町村で納税を行ってください。
なお確定申告の手続きは、記帳だけで税金の計算方法と申告書の作成を完了できる会計ソフトが便利でおすすめです。