IG証券はMT4を使えるの? チャートや注文方法の使い方として、IG証券とMT4にはどのような違いがあるの? IG証券で自動売買(EA)を始めるためにMT4の使い方を知りたい。 あなたは今、このようにお考えですよね。 IG証券はイギリスが本拠地のFX業者ですので、MT4を使えるのか、もし使えるのであればMT4の使い方を知りたいという方もいるでしょう。 ここではIG証券のMT4の使い方について解説していきます。
IG証券のMT4の使い方を分かりやすく解説
IG証券はMT4を使えない
IG証券のMT4の使い方を調べている方もいるでしょうが、残念ながらMT4は使えません。 MT4は、世界シェアナンバーワンを誇る取引プラットフォームです。 海外FXのトレードでMT4を使った経験をお持ちの方も多いため、使い慣れたMT4でIG証券のトレードをしたいとお考えの方も多いでしょう。 しかしIG証券は独自プラットフォームを採用しているためMT4を使えません。 だからといって、IG証券のトレードや使い方に困ることはほぼないと考えてよいでしょう。 なおIG証券の本拠地であるイギリスでは、取引プラットフォームにMT4を採用しています。 しかし海外版のIG証券は日本人は口座開設することができません。 現状から考えると、IG証券の日本人向けサービスでは、MT4を採用する可能性は低いと言えるでしょう。
IG証券とMT4の使い方 自動売買(EA)
IG証券のMT4の使い方が気になるという方の多くは、自動売買(EA)を検討しているのではないでしょうか。 実はIG証券でも自動売買(EA)をはじめることができます。 IG証券が提供するオプションの「ProRealTimeチャート」には自動売買(EA)の機能が搭載されています。 MT4は自動売買(EA)プログラムの種類の豊富さで定評があり、推定5000ものEAを無料で利用できます。 ではMT4との使い方に関する違いはあるのでしょうか。 IG証券の自動売買(EA)の種類や数は不明ですが、自分でプログラムの作成を行うスタイルです。 プログラミング言語は不要ですが、売買条件などは自分で設定しなければいけません。 使い方は、第三者のプログラムをIG証券に取り込むこともできますが、そのプログラムはどこで販売されているのかは不明でしょう。 対応する自動売買(EA)は取引プラットフォームごとに異なるため、MT4の自動売買(EA)をIG証券で使うことはできません。 ようするにIG証券は自動売買(EA)トレードができるものの、プログラム自体が見つかりにくい、そして自分で売買条件を設定しなければいけないというわけです。 このようなことからIG証券は自動売買(EA)の使い方において、ハードルが高いと言えるでしょう。 一方MT4はダウンロードするだけで、プロのトレード手法で自動売買(EA)ができます。 またMT4はユーザー数が多いため、多くの情報を得られることも使い方に関するメリットでしょう。
IG証券とMT4の使い方 インジケーター
IG証券とMT4のインジケーターの種類や使い方に関する違いはあるのでしょうか。 まずIG証券のインジケーターの数は、以下の通りです。
- 無料のWeb版:33種類
- ProRealTimeチャート:100種類超
無料で利用できるWeb版のプラットフォームでは33種類のインジケーターを利用できます。 こちらは国内FX業者と同等数のインジケーターが採用されています。 インジケーターを挿入する使い方は、チャートにカーソルを合わせると、チャートのアイコンが表示されるのでクリックして設定します。 さらにIG証券のオプション機能として「ProRealTimeチャート」を利用できます。 月額4000円の利用料がかかりますが、一定の条件を満たせば無料で利用できます。 またインジケーターの種類は一気に増えますし、他社では利用できないインジケーターも利用でき、使い方も難しくありません。 一方MT4のインジケーターは、デフォルトで30種類とIG証券と同等数になります。 またMT4ではカスタムインジケーターが利用できます。 数千を超えるカスタムインジケーターを外部から入手・設定する使い方だけで、簡単に自動売買(EA)をはじめられるでしょう。 インジケーターの使い方は、「ナビゲーター」エリアの「インジケーター」から使いたい自動売買(EA)を選んで、チャートへドラッグアンドドロップするだけです。 カスタムインジケーターの使い方は、パソコンにファイルをダウンロードします。 できたらインジケーターのファイルをMT4の「Indicators」フォルダに移し、MT4を再起動すれば自動売買(EA)をはじめられるでしょう。
IG証券とMT4の使い方 時間足
IG証券とMT4の、時間足の使い方に関する違いをみていきます。 どちらもチャートの時間足を変更する使い方は同じで、チャートエリアの上部にある時間足を選択するだけです。 では時間足の種類に関する違いをみていきます。 まずMT4の時間足は、以下の通りです。
- 1/5/15/30分
- 1/4時間
- 日足、週足、月足
MT5と比べてもMT4の時間足の種類は少ないです。 ではIG証券のWeb版における時間足をみていきましょう。
- 秒足:1/10秒
- 分足:1/2/3/5/10/15/30分
- 時間足:1/2/3/4時間
- 日足、週足、月足
- ティック(価格の更新時)
秒足とティックを選べますし、分足の種類はMT4よりも多いでしょう。 このような理由から、IG証券の使い方は、超短期スキャルピングトレードに向いていると言えます。 MT4も通常のトレードでは問題なく利用できますが、幅広い使い方ができるIG証券にはかなわないと言えるでしょう。
IG証券とMT4の使い方 注文方法
最後、IG証券とMT4の注文方法の使い方とその違いをみていきます。 IG証券の注文方法は以下の通りです。
- 成行・スピード注文
- 指値・逆指値注文
- IFD、IFO
注文方法の使い方は、IG証券の基本画面にある注文パネルから行います。 スリッページの許容範囲の設定もできます。 MT4の注文方法は、以下の通りです。
- 成行・ストリーミング注文/カウントダウン注文
- Limit(指値)
- Stop (逆指値)
ストリーミング・カウントダウン注文は成行注文がベースになっています。 LimitとStopは指値注文と逆指値注文をさしています。 MT4では条件付き注文としてではなく、LimitとStopのオプション注文として行います。 注文内容は条件付き注文と同じになる一方、注文方法の使い方は異なるというわけです。 MT4の注文方法は、トレードに慣れている人でなければわかりにくいことが、使い方におけるデメリットです。 よって注文方法の使い方は、MT4よりもIG証券のほうがわかりやすいと言えるでしょう。
IG証券のMT4の使い方を分かりやすく解説まとめ
IG証券とMT4の使い方とその違いについて解説しました。 自動売買(EA)とインジケーターについてはMT4が有利です。 時間足と注文方法についてはIG証券のほうが有利でしょう。 IG証券はMT4が使えないため、ふたつの使い方やその違いをきちんと理解して、取引所選びをしてみてはいかがでしょうか。