IG証券はイギリスを本拠地とするFX取引所です。
そんなIG証券に口座を開設するには本人確認の手続きが必須です。
しかし、ひとくちに本人確認といっても実は複数の方法が用意されており、どちらを選ぶかによって手順や所要時間もわずかに違います。
そこで今回はIG証券の本人確認の方法と手順について分かりやすく解説していきます。
IG証券の本人確認の方法と手順を分かりやすく解説
IG証券の本人確認の方法・手順は2パターン
IG証券で利用できる本人確認には「郵送」と「eKYC」の2種類の方法があります。
郵送は口座有効化の必要書類を簡易書留で受け取る方法、eKYCはすべての手順がオンラインで完結する本人確認方法です。
郵送の場合は利用できる本人確認書類のバリエーションが豊富な一方で、口座開設に3~5営業日ほどの時間を要します。
逆にeKYCは最短1営業日で口座開設が完了する反面、利用できる本人確認書類がかぎられてしまいます。
条件的にはeKYCのほうが簡単かつ最短で完了する本人確認方法です。
可能であればeKYC、書類が揃わなければ郵送と考えておくとよいでしょう。
もっとも、郵送といってもこちらからIG証券へなにかの書類を郵送する必要はありません。
あくまでもIG証券から送られてくる書類を「郵送で受け取る」手順が生じるだけです。
無理に書類を揃えてeKYCを使うほどではないかと思います。
IG証券の本人確認の方法・手順【郵送】
郵送による本人確認方法ではIG証券に対して以下の2種類の書類を提出します。
1.マイナンバー確認書類
2.身分証2種類 マイナンバー確認書類は「個人番号カード」「通知カード」「マイナンバー記載の住民票の写し」のいずれかです。
身分証は以下のような書類が利用可能です。
・運転免許証、運転経歴証明書 ・各種健康保険証
・住民票の写し
・パスポート ・在留カード、特別永住者証明書
・住民基本台帳カード ・国税、地方税の領収書や納税証明書
・社会保険料の領収書
誰でもいずれかの書類は用意できるはずです。
これらの本人確認書類の「画像データ」をIG証券のマイページから「アップロード」すればOKです。
先ほども解説しましたが、郵送による本人確認方法といってもこちらからなにか書類を郵送する必要はありません。
書類提出後にIG証券から送られてくる口座有効化の書類が簡易書留で郵送されるだけのことです。
ちなみに、なぜわざわざ書類が簡易書留で送られてくるかというと、郵便の受け取りをもって本人がそこへ本当に住んでいるかどうかを確認するためです。
この方法の場合は、書類を受け取れないかぎり一向に本人確認も完了しないのでそこは注意しておきましょう。
また、当然ながら申し込んだ住所と書類記載の住所が一致していない場合も同様です。
IG証券の本人確認に用いる書類は必ず現住所記載のものを用意しましょう。
IG証券の本人確認の方法・手順【eKYC】
eKYCはすべての手順がオンラインで完結する本人確認方法です。
IG証券からの口座有効化の通知もメールで届きます。
eKYCで利用できる本人確認書類は以下の2種類です。
・マイナンバー確認書類(通知カード or 個人番号カード)
・身分証(運転免許証 or 個人番号カード)
郵送による本人確認方法にくらべるとかなり対応書類も限定されてしまいます。
現実的には多くの人が「マイナンバー通知カード+運転免許証」の組み合わせを使うことになるでしょう。
また、eKYCではこれらの書類をスマホで撮影してIG証券へ提出しますが、加えて「自分自身の顔写真」の撮影も必須です。
これは提出書類記載の顔写真と提出者本人が一致しているかどうかをIG証券側が顔写真で判定するためです。
この自撮りの手順がIG証券における「郵送」に代わる本人確認方法というわけです。
ただ、eKYCは基本的には便利な本人確認方法ですが、人によっては自撮りの提出に抵抗があるかもしれません。
そうした人は書類が用意できても、あえて郵送による本人確認方法を利用するのもよいかと思います。
IG証券の本人確認の方法・手順【メール】
補助的な本人確認方法として、IG証券ではメールによる書類提出方法も利用可能です。
本人確認書類の画像データをメールへ添付してIG証券のカスタマーサポートへ送ればよいだけです。
この場合の対応書類は郵送の場合と同じです。 郵送による本人確認方法の「アップロード」の手順が「メール」に代わっただけのことです。
ただ、個人情報記載の書類を添付メールで送るのはセキュリティの観点上おすすめではありません。
この方法はどうしても他の本人確認方法が利用できないときだけにしておきましょう。
IG証券の本人確認方法・手順のコツ
IG証券の本人確認は郵送による方法の場合、書類の画像データが必要です。
といっても、これはなにもスキャナーを使って用意する必要はありません。
事前にスマホで書類を撮影したもので十分です。
ただし、あまりにも画像が不鮮明ではやはり弾かれやすくなってしまいます。
実際にはIG証券側の画像認識の精度がいかほどかは分かりません。
しかし、画像撮影の手順ではできるかぎり鮮明な画像を用意するように心がけましょう。
なお、これは他社の本人確認の例も含みますが、経験上は「屋内で自然光」のもとでの撮影がおすすめです。
蛍光灯の下ではツヤのある免許証などは逆に白く飛びがちなので要注意です。
IG証券の本人確認方法・手順に電話確認はあるのか
IG証券に口座を開設した人の口コミとして「電話による本人確認もあった」という声を目にしたことのある人もいるのではないでしょうか。
これは実際にあるかと思います。
個人的にも、たしかに口座を申し込んだあと幾度か見知らぬ番号から電話がかかってきたと記憶しています。
(そのときは郵送による本人確認方法を用いました)
おそらくこれは十中八九、IG証券からの本人確認だったと思われます。
ただ、所用で電話に出られなかったのですが、それでIG証券の口座が有効化できなかったということもありません。
今もなお問題なくIG証券を使えています。
したがって、これは必須の手順ではなさそうです。
とはいえ、電話による本人確認の内容も「申し込みましたか」という簡単な確認だけと言われています。
電話に出られずとも口座の有効化ができたのは「たまたま」かもしれません。
IG証券に口座を申し込んだあとは、覚えのない電話でも一応は対応することをおすすめします。
IG証券の本人確認の方法と手順を分かりやすく解説 まとめ
IG証券で利用できる本人確認の方法は「郵送」と「eKYC」の2種類です。
ほかに「メール」による本人確認も一応はありますが、これはセキュリティの観点上おすすめしません。
郵送とeKYCでは利用できる本人確認書類や手順が若干違いますが、基本的にIG証券ではeKYMCの利用が推奨されています。
対応する書類が用意できる人はそちらの方法がおすすめです。
ただ、かといって郵送による本人確認方法が取り立てて不便ということもありません。
書類が揃わない人は郵送による方法でもまったく問題ないかと思います。