IG証券はイギリス系の国内FX取引所です。
チャートが使いやすいとの評判が高く、IG証券に興味を持ち出した人は多いのではないでしょうか。
IG証券はMT4やMT5を利用していませんので、チャートはオリジナル仕様です。
そこで今回はIG証券のチャートの見方と使い方について分かりやすく解説します。
IG証券のチャートの見方・使い方を分かりやすく解説
IG証券のチャートの見方・使い方の基本
IG証券の取引画面を開くとチャートが中央に小さく表示されているはずです。
基本設定では「メニュー・取引板・チャート・保有状況・注文板・経済指標」がすべて掲載されていました。
つまりチャートは画面の6分の1にしか表示されておらず、このままでは満足にいく見方・使い方はできません。
そこでIG証券のチャートは別画面で見る使い方に変更しましょう。
「取引板」でチャートを見たい銘柄の上で右クリックをしてください。
すると「この銘柄を別ウィンドウで開く」の項目が表示されますのでクリック。
これでチャートと注文パネルだけを別画面で大きく表示する見方ができます。
IG証券のチャートの基本的な見方と使い方ですので、すぐに取り入れてください。
IG証券のチャートの見方・使い方 ローソク足
IG証券のチャートの使い方として、まずはローソク足の見方から見ていきましょう。
IG証券のローソク足の設定カラーは以下のとおり。
・赤色が陽線
・青色が陰線
もしチャートのローソク足の色を変更したいのであれば、チャート上で右クリックして「表示をカスタマイズ」を選んでください。
ここでローソク足の色を自由に変更できます。
なお、IG証券のチャートはローソク足以外にもラインチャートやバーチャートなどに変更可能です。
しかしFXをするのであれば、情報量の多いローソク足の使い方をおすすめします。 ローソク足だと以下の情報を一気に得る見方ができるからです。
・ローソク本体:始値、終値
・上下に伸びるヒゲ:最高値、最安値
・値上がりで終わったか値下がりで終わったか
IG証券のチャートはローソク足のままにして見方と使い方に慣れていきましょう。
IG証券のチャートの見方・使い方 時間足
IG証券のチャートの見方と使い方では、時間足の変更を一番よく使うのではないでしょうか。
短期トレードならチャートは分足重視、中長期トレードであれば時間足は日足に切り替える使い方をしましょう。
IG証券では次の時間足を設定可能です。
・ティック:価格の更新時
・秒:1,10
・分足:1,2,3,5,10,15,30
・時間足:1,2,3,4
・日足、週足、月足
特筆すべきは他の取引所のチャートでは設定がない「ティック」と「秒」の時間足でしょう。
その一方で他のチャートにはある「8時間や12時間」などの見方はできません。
つまりIG証券のチャートと時間足は超短期トレードでの見方や使い方に向いているといえます。
IG証券のチャートの見方・使い方 インジケーター
IG証券の個別株のチャートがめちゃ使いやすくて良い! 他の会社じゃここまでのインジ揃ってないしね。インジ命の自分には最高🤗
— なや@日経先物ときどき株 (@FXMAN25612) July 14, 2022
IG証券のチャートではさまざまなインジケーターを挿入する使い方と見方ができます。
テクニカル分析には欠かせない使い方といえるでしょう。
IG証券で使えるインジケーターは33種類。
・指数平滑移動平均(EMA)、移動平均線、移動平均収束拡散法(MACD)
・一目均衡表、相対力指数(RSI)、標準偏差、平均方向性指数
・ボリンジャーバンド、ストキャスティクスオシレーター、フィボナッチ
・リトレースメントなど
チャートに挿入できるインジケーター数は他社とそれほど変わりませんが、IG証券はマニアックなものが多いとの評判を得ています。
インジケーターそのものの見方や使い方は、IG証券に限らずどの取引所でも共通です。
本やWebサイトなどでチャートとインジケーターの見方や使い方を学んでみてはいかがでしょうか。
IG証券のチャートの見方・使い方 描画ツール
IG証券のチャートの見方と使い方に慣れてきたら、描画ツールも利用していきましょう。
IG証券では描画ツールを使って、各自でチャートの分析が可能です。
チャート上部にある「鉛筆」アイコンをクリックすると描画ツールの使い方ができます。
主な描画ツールは以下のとおり。
・トレンドライン、水平線、矢印
・エリオット波動(1~5波)、フィボナッチ
・リトレースメント
・ギャンファン、ビッチフォーク、トライアングルなど
描画ツールを使いこなせば、上昇トレンドや下落トレンド、ボックス相場などがチャート上で分かりやすくなります。
ぜひIG証券のチャートに描画してみて、いろんな見方や使い方にチャレンジしてみてください。
IG証券のチャートの見方・使い方 イベント表示
米株は指値での買い付けが難しい。 国内証券会社の株価チャートは表示が遅れがち。
最近気づいたんだけど、IG証券の個別株口座(CFD)でならチャートがリアルタイムで表示されるので、それを見ながら楽天証券などメイン口座で指値で注文する、という使い方をすればいいね。 — ふくちゃんす (@fukucyaaaaaaaan) November 19, 2021
IG証券のチャートの見方や使い方の最大の特徴は「チャートにイベントを表示できる」ことでしょう。
FXや商品CFDは世界各国とくに米国の経済ニュースで大きな値動きが見られます。
経済ニュースとチャートを照らし合わせれば、今後のチャート分析に大いに役立つでしょう。
IG証券のチャートにイベントを表示する方法を説明します。
まずはチャート上で右クリックし「イベント」を選択してください。
次に国を選びましょう。
・米国、英国、オーストラリア、カナダ、中国、ドイツ、スペイン
・ユーロ圏、フランス、香港、イタリア、日本、ニュージーランド、南アフリカ
国を選ぶとイベントが表示されますので追加したいイベントを選びます。 1つだけ、複数、全てなど自由に選んでください。
例えば米国の場合だと以下のイベントをチャートに表示する見方と使い方が可能です。
・米ADP雇用統計、消費者信頼感指数、消費者物価指数
・耐久財受注、FOMC、GDP、住宅着工件数
・非農業部門雇用者数、小売売上高、失業率
イベント指標を表示してIG証券のチャートを見てみると、発表をきっかけに上昇トレンドまたは下落トレンドが始まっていることが簡単に見て取れます。
ぜひ、イベントを表示する使い方をしてみてください。
IG証券のチャートの見方・使い方を分かりやすく解説まとめ
IG証券のチャートの見方と使い方について詳しく解説しました。
時間足やインジケーター、描画ツールなどは他の取引所と使い勝手はそうは変わりません。
まずは時間足と代表的なインジケーターの使い方から始めましょう。
また初心者であってもイベントは表示させてチャートを眺めるようにしてください。
IG証券のチャートは使いやすいので、ぜひ活用していきましょう。