IG証券はイギリスに本拠地をおく取引所。
FXやCFD取引、バイナリーオプションやノックアウトオプションなど取り扱い銘柄や取引方法がバラエティに富んでいます。
IG証券には様々なトレード方法があることから、注文方法や取引方法がよく分からないという人もいることでしょう。
そこで今回はIG証券オン注文方法(取引方法)を分かりやすく解説します。
IG証券の注文方法(取引方法)を分かりやすく解説
IG証券の取引方法と注文方法の種類
G証券の取引で利用できる注文方法は以下の4種類です。
・成行注文
・指値、逆指値注文
・IFD注文
・IFO注文
そしてIG証券の取引方法は大まかに分けると以下の3種類です。
・CFD取引
・バイナリーオプション取引
・ノックアウトオプション取引
次章からはIG証券の注文方法と取引方法について詳しく見ていきましょう。
IG証券の注文方法 成行
IG証券で最も基本となる注文方法は「成行注文」でしょう。
成行注文とは取引したいFXや商品CFDなどの銘柄を選んで「数量」を入力するだけの注文方法です。 成行注文とは以下のような特徴があります。
・出した注文が成立しやすい
・思っていたより不利な価格で注文が成立することがある
多少レートが不利になったとしてもとにかく早く約定させたいときにおすすめの注文方法です。
ちなみにIG証券ではどの程度のスリッページを許容するかの詳細な注文設定が可能でした。
IG証券で成行注文にしたいけれどスリッページを抑えたいときには、スリッページを指定する注文方法にしておきましょう。
IG証券の注文方法 指値・逆指値
「指値」「逆指値」もまたIG証券で基本となる注文方法です。
指値注文と逆指値注文はともに「価格」と「数量」を指定する注文方法。
指値・逆指値は以下の特徴がある注文方法です。
・希望する価格で注文を出せる
・約定に時間がかかる
・注文が成立せずに流れてしまう可能性がある
希望する価格になればエントリーしたい、今すぐポジションを保有できなくても構わないときに、指値は有効な注文方法でしょう。
そして逆指値は損切価格を仕込んでおくための注文方法です。
現在、IG証券で買いポジションを建てているのであれば「安く売る」、売りポジションを建てているのであれば「高く買う」注文方法です。
万が一相場が逆方向に進んでしまった場合に備えて、逆指値は必ず入れておきましょう。
ちなみに手数料を少し余計に払えば、IG証券には「ノースリッページ注文」という方法があります。
相場が荒れたときには逆指値が刺さらないケースがあります。 備えを万全にしたい人は、逆指値をノースリッページ注文にしておくとよいでしょう。
IG証券の注文方法 IFD・IFO
IG証券の「IFD」と「IFO」は条件付き注文と呼ばれる注文方法です。
・IFD注文:新規注文1本と決済注文1本(利確または損切)を同時に出す注文方法
・IFO注文:新規注文1本と決済注文2本(利確と損切)を同時に出す注文方法
IG証券のIFD注文は、利確は相場状況をみて判断するけれども損切価格を仕込んでおきたい人に向いています。
IFO注文はあらかじめ戦略を決めていて、新規注文価格・損切価格・利確価格をあらかじめ決定している人に向いている注文方法でしょう。
IG証券の取引方法 CFD
IG証券のCFDとは以下の5種類の取引方法です。
・FX、株価指数、株式、商品、債券先物
IG証券のFXもCFD取引方法の一種。 そして原油や金といった商品、日経225やNYダウなどの株価指数もCFDによる取引方法でした。 CFD取引方法には以下のような特徴があります。 ・証拠金を元手にトレードする ・レバレッジをかけられる ・差金決済取引 ・売り(ショート)、買い(ロング)どちらから入ってもよい IG証券では現物取引は扱っていません。 CFD取引はすべてレバレッジ取引のため、少額の資金で大きな利益を目指せる取引方法だけでした。 IG証券の取引方法といえばまずは「CFD取引」と考えておけばよいでしょう。
IG証券の取引方法 バイナリーオプション
IG証券には「バイナリーオプション」という取引方法がありました。
価格が上がるか下落するかの二者択一の取引方法です。
このバイナリーオプションはFXだけでなく、株価指数などのCFDでも利用できる取引方法です。
エントリーした時点で「上がる」「下がる」どちらかを選ぶだけですので、2分の1の確率で利益を上げられるでしょう。
ただ、チャートも読まずにバイナリーオプション取引をしたところで、単なる賭けにしかなりません。
また、バイナリーオプションの取引方法ではレバレッジをかけられませんでした。
こうした面から、IG証券のバイナリーオプションはCFD取引などと比べて利益を出しにくと言われています。
IG証券でバイナリーオプションの取引方法を始める際には取引のメリット・デメリットを理解してからにしてください。
IG証券の注文方法(取引方法) ノックアウトオプション
IG証券の「ノックアウトオプション」は人気のある取引方法でしょう。
IG証券のノックアウトオプションとは損切レベルを事前に自分で決めておける注文方法です。
ノックアウトオプションは以下の特徴がある取引方法。
・手数料が高い ・最大1,000倍のレバレッジがかけられる
ノックアウトオプション取引の手数料は各銘柄のスプレッドに含まれていました。
IG証券の通常のCFD取引と比べると手数料は数倍です。
ちなみにUSD/JPYであれば、スプレッドは3倍に設定されていました。
また原資産価格とノックアウト価格(損切価格)が近ければ近いほど、手数料は少なくて済みます。
IG証券のノックアウトオプション取引方法ではこの手数料が証拠金にあたります。
つまり少額の証拠金でトレード可能です。 例えばUSD/JPYで損切価格を20pipsにした場合のレバレッジ倍率は約680倍の計算になりました。
国内FXでは最大レバレッジは25倍に制限されていますので、かなり違いのある取引方法といえるでしょう。
ではIG証券のノックアウトオプションの注文方法をみてみましょう。
・価格が上昇すると予測した場合:ブル(上昇)の買いポジションを保有する
・買値より低いノックアウト価格(損切価格)を入れる
・価格が下落すると予測した場合:ベア(下落)の買いポジションを保有する
・売値より高いノックアウト価格(損切価格)を入れる
いずれもノックアウトオプションの注文方法は「買いポジション」しかありません。
あとはブルかベアかを選び、ノックアウト価格(損切価格)を決めて注文を入れるだけです。
万が一、相場が逆方向に進んだとしても、スリッページはなく必ずノックアウト価格で自動決済されます。
IG証券のノックアウトオプション取引に興味がある人は、まずは少額からトレードしてみてはいかがでしょうか。
IG証券の注文方法(取引方法)を分かりやすく解説まとめ
IG証券の注文方法と取引方法を分かりやすく解説しました。
注文方法の基本は成行か指値です。
他の注文方法は成行や指値をカスタマイズしたものと考えればよいでしょう。
そしてIG証券にはFXや商品CFDといったレバレッジ取引だけでなく、バイナリーオプション取引やノックアウトオプション取引があります。
それぞれルールや手数料は異なります。
IG証券の注文方法(取引方法)を事前にしっかりと理解したうえで、トレードするよう心がけましょう。