SBI FXトレードの口座凍結の原因はなに?
スキャルピングすると口座凍結になるって本当なの?
あなたは今、このようにお考えですよね。
SBI FXトレードに口座凍結されたという口コミがありますが、なぜ口座凍結されたのか気になる方もいるでしょう。
また口座凍結になるとSBI FXトレードの口座にある資金はどのようになるのでしょうか。
ここではSBI FXトレードの口座凍結の原因を中心に詳しく解説していきましょう。
SBI FXトレードの口座凍結を分かりやすく解説
SBI FXトレードの口座凍結の原因はスキャルピングなの?
SBI FXトレードにおける口座凍結の原因は、トレードにスキャルピング手法を用いることではありません。
公式サイト「FXのスキャルピング(超短期取引)とは?利益を出すためのポイントを解説」のページには、スキャルピングで利益をあげるためのポイント等が紹介されています。
もしSBI FXトレードがスキャルピングを禁止するのであれば、このようなコラムを公開することはないでしょう。
スキャルピングを禁止しているという情報や口コミはありますが、特殊なトレードをしない限りSBI FXトレードでは口座凍結されません。
一部のネット記事でSBI FX トレードはスキャルピング禁止と掲載しているものがある☝️
— Tokiha@兼業BOトレーダー (@tokiha_sackun) January 15, 2020
特殊なトレーディングをしない限りは、スキャルピングOKなので、禁止などというデマを流した者は確認の上、改めるように。
なおスキャルピングにもかかわる項目として、SBI FXトレードの外国為替証拠金取引約款、第8条の4・5項の「注文」では、以下の記載があります。
- 4.お客様が新規注文を発注するに必要な証拠金を満たしている場合であっても、当社が本取引の継続が不適当であると判断したとき、当社は、お客様の新規注文に対して制限を加える場合がある
- 5.当社は、当社が本取引に関連して取引を行うカバー取引先等の状況によっては、一時的に取引条件を変更、又は制限を加える場合がある
またはSBI FXトレードが提示する外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面の「外国為替証拠金取引の手続きについて」の「(15)注文発注時のご注意事項」にも、以下が記載されています。
- a)端末機器、接続回線、又はプログラムの改変等を施して発注された注文及び当社がサーバ上で提供する取引システム以外のツール等を使用して発注された疑いのある注文
- b)短時間に、頻繁に行われる注文及び取引であって、他のお客様又は当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼすと認められる注文
- c)自動売買プログラム等を使用していると推定される注文及び取引であって、他のお客様又は当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼすと認められる注文
スキャルピングでも、SBI FXトレードが不適当と判断したトレードについては、制限を加えるとあります。
たとえば国内FX業者の多くで禁止されているのは、サーバーに過度な負担をかける高頻度なスキャルピングですので、同じくSBI FXトレードでも禁止されている可能性は高いでしょう。
またサーバーの負担により、カバー取引先での約定を妨げられてしまうほどのスキャルピングも、取引条件の変更や制限を命じられる可能性のある禁止行為にあたります。
カバー先での約定を妨げられてしまうスキャルピングを回避するためには、秒単位よりも分単位のトレードがおすすめと言えるでしょう。
秒単位のスキャルピングを実現できる自動売買(EA)のシステムトレードですが、公式サポートの証言からもSBI FXトレードでは自動売買(EA)が禁止されています。
当然、SBI FXトレードで不正にシステムを改ざんして自動売買(EA)を導入することも禁止されているため、口座凍結の措置がとられるでしょう。
なお利用規約の第8条5項にも記載されている通り、SBI FXトレードは制限に関する情報をトレーダーに通知すると5項に記載されているため、特例をのぞけばいきなり口座凍結される可能性は低いことが考えられます。
SBI FXトレードの口座凍結の原因 違反や不正
SBI FXトレードの口座凍結の原因は、利用規約と法律に関する違反や不正です。
利用規約の第31条の「解約」の3には「お客様が、金融商品取引法その他法令諸規則等、当社各規程、本約款、その他当社が定める本取引に関するルールに定める事項に違反し、当社が本取引口座の解約を通告した場合」とあります。
トレードに関する内容は第20条の「期限の利益の喪失」に記載されています。
そして第20条の2項4には「前号のほか、当社がお客様における本取引の継続が不適当であると判断した場合」にはSBI FXトレードの判断によって口座凍結になることが記載されています。
よってSBI FXトレードに違反や不正と疑われてしまうトレードでも口座凍結の原因になるため避けるようにしましょう。
またSBI FXトレードへの登録情報の誤りや詐称に関しては以下の通りで、いずれも口座凍結の原因になります。
- 第20条の1:住所変更の届出を怠るなど、お客様の責めに帰すべき事由によって、当社にてお客様の所在が不明となり、又は連絡不能となった場合
- 第16条「取引の制限」6:お客様が当社への届出事項に疑義を生じさせる行為を行った場合
家族や知人名義の取引口座は、SBI FXトレードの違反行為になるため、必ず自分名義の口座でトレードを行ってください。
SBI FXトレードの利用規約は、外国為替証拠金取引約款または外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面で確認できるため、ペナルティにならないためにもよく確認したうえでトレードを行いましょう。
SBI FXトレードの口座凍結の原因 一定期間の取引がない
SBI FXトレードの口座凍結の原因は、一定期間の取引がない場合です。
利用規約の第31条の「解約」の2に「相当な期間、取引がない場合」と記載されていますので、休眠口座の扱いになります。
口座凍結の措置が取られる理由は、アカウント乗っ取りを防ぐことが目的になります。
もしSBI FXトレードで取引を再開する場合は、SBI FXトレードのサポートデスクに問い合わせましょう。
公式の指示にしたがい、口座凍結の解除を行ってください。
SBI FXトレードの口座凍結時の資金は出金できる
なおSBI FXトレードの口座凍結時であっても、資金は出金できます。
日本の金融商品取引法でもFX業者は出金拒否を行う行為は禁じられているためです。
だからといって不正トレードを行ってもよいわけではなく、万が一SBI FXトレードで違反してしまうと口座凍結になるだけでなく、二度とトレードできなくなってしまうため、きちんと覚えておきましょう。
SBI FXトレードの口座凍結を分かりやすく解説まとめ
SBI FXトレードの口座凍結について解説しました。
利用規約の違反は口座凍結の原因になりますので絶対にやめましょう。
なおスキャルピングについては禁止されていませんが、SBI FXトレードのシステムに支障をきたしてしまうと口座凍結になるため高頻度のトレードは避ける方が無難です。