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SBI FXトレードの両建てを分かりやすく解説

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SBI FXトレードは両建てができるの?

もしできるのであれば両建てのやり方や、どのようなルールがあるのかを知りたい。

またSBI FXトレードで両建てを行うメリットとデメリットについても確認しておきたい。

あなたは今、このようにお考えですよね。

SBI FXトレードは、国内FX業者の中でも最大手のひとつであり、1通貨からトレードできることから初心者トレーダーからの注目も集めています。

両建て手法のメリットを知り、SBI FXトレードでも始めてみたいとお考えの方に向けて、両建てについて詳しく解説していきましょう。

SBI FXトレードの両建てを分かりやすく解説

SBI FXトレードは両建てができる

SBI FXトレードは両建てができます。 ただし両建ては禁止されていないものの、経済合理性を欠く取引として推奨するわけではないことも公式サイトに明記されています。

なおSBI FXトレード以外の国内FX業者でも広く両建てが認められています。

一方、国外のFX業者ではレバレッジ取引のルールが異なるため、一定の条件のもと行う両建てを禁止しているケースもあるでしょう。

SBI FXトレードでは、両建てに関する特別な禁止事項もないため、トレード手法のひとつとして活用できるでしょう。

SBI FXトレードの両建てのやり方

SBI FXトレードの両建てのやり方は、2WAY注文にて行います。

2WAY注文とは、プライスボード上から成行注文を行えるSBI FXトレードの独自機能で、スピーディな発注と売買成立を実現できるため、両建てに適した注文方法と言えるでしょう。

両建てのやり方の手順として、まずは「Menu」から「2WAY注文」に進んだら、通貨ペアを選び、注文数量を入力、そして通貨のBID(売)またはASK(買)のどちらかを選びましょう。

これで1つ目のポジションを建てることができたので、つづいてもう片方のポジションも建てていき、両建てトレードを成立させていきます。

なおSBI FXトレードの2WAY注文は、すでにポジションを保有している場合、自動的に決済注文の画面が表示されるしくみですので、そのまま注文したら保有したポジションが決済されてしまいます。

両建てを行うため、ひとつのポジションを保有したままの状態で、もうひとつポジションを建てなければいけません。

なお2WAY注文では両建てのメニューが実装されていて「既存ポジションを保有している場合」、以下のどちらかを選ぶことにより、両建てのポジションを建てる、決済するを切り替えることができます。

  • 両建ON (常に新規):新規ポジションを建てる
  • 両建ON (決済優先):保有ポジションを決済する

2つ目のポジションを建てる場合は「両建ON(常に新規)」のチェックをつけてください。

では2つ目のポジションを建てるやり方も、「Menu」から「2WAY注文」、そして通貨ペアを選び注文数量を入力しますが、「両建ON (常に新規)」を選んでください。

そして1つ目に建てたポジションとは反対の、BID(売)またはASK(買)のどちらかを選んだら完了です。

そしてSBI FXトレードのレートが適切な価格になったら、一方のポジションを決済して両建てを解除していきましょう。

決済注文のやり方は、「Menu」から「2WAY注文」を選び、通貨ペアを選択したら注文数量を入力して、ここではポジションを決済するので「両建ON(決済優先)」のチェックを外した状態にしたら通貨のBID(売)またはASK(買)どちらかを選べば、発注は完了となります。

なお両建ての解除ではなく、全ポジションの決済を行う場合は「全決済」のタブをオン(緑色)にすると即時、全決済されるため両建てを終了したい場合に便利でしょう。

新規・決済注文に限らず両建てトレードでは、売・買の2つの注文をなるべく同じタイミングで行わなければいけません。

2WAY注文は、SBI FXトレードのチャートを確認しながら発注できる、注文の確認画面も表示されないため、発注の手間を最小限に抑えられます。

また成行注文では即座に約定をめざすことができるため、スピーディな発注と約定を実現しやすいことから、2WAY注文は両建てに最適と言えるでしょう。

SBI FXトレード 両建て取引の証拠金

SBI FXトレードで両建て取引した場合の証拠金は「MAX方式」です。

MAX方式とは、買いポジションまたは売りポジションのうち、どちらか大きい方のポジションで必要な証拠金を準備すればよいしくみです。

ようするに両建て取引の証拠金は、片方だけでよいということになります。

ロングとショート両方の証拠金が必要となるFX業者がありますので、SBI FXトレードは両建てしやすいFX業者だといえるでしょう。

なおSBI FXトレードのようにレバレッジが25倍であれば両建て取引の証拠金は「大きい方のポジションの取引金額✕4%」になります。

SBI FXトレードで通常のトレードをするときと、両建て取引するときの必要な証拠金の扱いは同じになると言えるでしょう。

SBI FXトレードの両建てのメリット

SBI FXトレードの両建てには、以下のようなメリットがあります。

  • 価格変動に対するリスクヘッジができる
  • ロスカットされにくくなる

両建てとは、売りと買い両方のポジションを建てるため、一方で含み損が出たとしても、もう片方の含み益で損失をカバーしながら、トレンドの発生まで待機できる取引手法です。

SBI FXトレードの相場が上昇・下落のどちらに動いても、リスクを0に抑えられることが両建てのメリットです。

トレンドが明確になった時点で、含み損のポジションを決済すれば、含み益のポジションで利益を伸ばすことができます。

なお両建てを行わず、トレンドが明確になった時点でポジションを保有すればよいのではとお考えの方もいるはずですが、難しいでしょう。

トレンドの起点はスリッページのリスクが高いため、思わぬ価格でポジションを保有するリスクが高くなります。

一方両建てしていれば、含み損のポジションを決済するだけでよいため、スリッページに見舞われることなく、有利なポジションで含み益を伸ばせることもメリットのひとつでしょう。

まずレンジ相場であれば両建てのメリットが活かせますが、残念ながらいつまでレンジ相場が続くかは誰にも読めません。

そしてSBI FXトレードで両建てするメリットとしては、ロスカットされにくくなることがあげられるでしょう。

ポジションの片方で損失がでていたとしてももう片方で必ず利益が出ているため、含み損はかなり抑えられます。

SBI FXトレードで両建てをするメリットはある一方、初心者には難しいトレード手法かもしれません。

SBI FXトレードの両建てのデメリット

SBI FXトレードの両建てのデメリットは、スワップポイントとスプレッドにあります。

スワップポイントは、SBI FXトレードが通貨ペアとロングまたはショートごとに、料率とプラスマイナスを指定しており、売買どちらのポジションを保有するのかにより、受取にも支払にも転じるものです。

ポジションを保有中のみ毎日決まった時刻に発生するスワップポイントですが、両建てではポジションを2つ保有するためスワップも2つ発生しますが、どの通貨ペアでも相殺するとマイナスになります。

つまり両建てすると必ずスワップポイントを支払わなければいけないことが、デメリットです。

もうひとつSBI FXトレードの注文や決済の都度発生する取引コストとしてスプレッドがありますが、手数料を相殺するしくみは持ち合わせていません。

ただ、SBI FXトレードのスプレッドは他社と比較してもかなり狭い水準ですが、両建てでは2倍発生することをデメリットとして覚えておきましょう。

SBI FXトレードの両建てを分かりやすく解説まとめ

SBI FXトレードの両建てについて解説しました。

両建て可能なSBI FXトレードですが、両建てのやり方として注文フォームのしくみをきちんと理解しておきましょう。

メリットは、トレードの損益を抑えられることですが、デメリットはコストの負担が大きくなるリスクがあるため、SBI FXトレードでは推奨していないと覚えておきましょう。