YJFX!は最大25倍のレバレッジが使えるFX取引所。
そのレバレッジを活用すれば少額の資金でも大きなリターンを狙えます。
しかし、順調に利益を出すほど気になるのが税金と確定申告ではないでしょうか。
ただ、多くの人にとって確定申告は馴染みの薄いもの。
そもそも自分が確定申告をする必要があるのかどうかもよく分からないという人も少なくないでしょう。
そこで今回はYJFX!の税金の計算方法と確定申告について分かりやすく解説していきます。
YJFX!の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説
YJFX!は税金がかかる?確定申告は必要?
YJFX!で得た利益には原則的に税金がかかります。
ただ、YJFX!の利益からは給料のように税金が天引きされたりはしません。
そのため、定められた計算方法で求めた納税額を自分で税務署へ申告する必要があります。
納めるべき税金の金額を「確定」するための「申告」なので確定申告というわけです。
ただし、原則には例外があるもの。
以下に当てはまる人は税金を納める必要もありませんし確定申告も不要です。
・給与収入があって、年間の雑所得が20万円以下
・給与収入がなく、年間の雑所得が48万円以下
「雑所得」はYJFX!で得た利益だけではなく他の副業収入なども含まれます。
したがって、単純にYJFX!の年間利益が20万円(48万円)以下だからといって確定申告が不要とはかぎりません。
複数の「雑所得」がある人は自分が税金を納める必要があるのかどうか合算して判断するように注意しましょう。
YJFX!の税金の計算方法は申告分離課税
YJFX!の利益にかかる税金は申告分離課税という計算方法で求められます。
税金の計算方法には「総合課税」「源泉分離課税」「申告分離課税」という種類があります。
総合課税は他の所得と合算して税金を求める計算方法。
分離課税は他の所得とは「分離」して税金を求める計算方法です。
そして、給与のように税金が天引きされる場合は源泉分離課税、確定申告が必要な場合が申告分離課税です。
なお、YJFX!には投資信託のサービスもありますが、投資信託の税金の計算方法はFXとは異なります。
YJFX!で複数のサービスを利用するときはそういった違いには注意しておきましょう。
YJFX!の税金の計算方法と確定申告のやり方
YJFX!の税金の計算方法と確定申告のやり方を具体例を用いて見てみましょう。
条件は以下のとおりと仮定します。
・YJFX!の年間利益50万円
・給与収入400万円
そして、基本的な税金の計算方法は以下のとおりです。
・納税額=課税所得×税率-税額控除
課税所得とは単なる収入ではありません。
収入から各種経費を引いて、さらに決められた所得控除を引いたものが課税所得です。
・納税額=((収入-経費)-所得控除)×税率-税額控除
特に給与に関しては特定の計算方法で「経費」に代わるものとして給与所得控除が定められています。
※ 国税庁ウェブサイトより引用
一応、YJFX!のトレードに必須の費用も経費としては認められますが、今回は省略します。
以上の計算式で課税所得を求めると以下のようになります。
・400万円-(400万円×20%+44万円)+50万円
(※ YJFX!の利益)=326万円
そして、課税所得が決まれば具体的な税金も計算できます。
日本の所得税は課税所得が高いほど税金も高くなる累進課税。
そこで決められた計算方法にしたがうだけです。
※ 国税庁ウェブサイトより引用
このケースの場合、最終的にYJFX!の利益も含めた所得にかかる税金は以下のように求められます
・326万円×10%-97,500円=228,500円
もっとも、今回は解説を簡単にするため、医療費控除や配偶者控除などの各種所得控除を省略しています。
実際の税金はさらに低くなるでしょう。
また、会社員の人がYJFX!を使っている場合、実際の確定申告ではここまで面倒な計算方法を意識する必要はありません。
給与にかかる税金に関してはすでに天引きされているからです。
したがって、確定申告の際には源泉徴収票に記載されている数字とYJFX!の年間利益を申告書類に記載していくことになります。
その結果として、源泉徴収されている税金が申告額に足りなければ追加で納税する必要が生じます。
逆に多く源泉徴収されていれば還付が受けられます。
ちなみに、このように面倒な計算方法が必要になるのは給与にかかわる税金だけが源泉徴収で前払いになっているからです。
しかし、前払いの税金の額はあくまでも概算。
そこで実際の納税額と帳尻を合わせるためのものが「年末調整」、そして確定させるものが「確定申告」というわけです。
YJFX!の税金の計算方法と確定申告の注意点
YJFX!の利益に関しては原則的に確定申告が必要です。
納税義務があるにもかかわらず税金を納めないのは脱税にあたります。
一方で損失に関しては確定申告はしなくても問題ありません。
ただ、損失についても確定申告しておくことをおすすめします。
YJFX!で出してしまった損失は確定申告することで3年間にわたり翌年度以降の利益と相殺できるからです。
これはすなわち翌年度以降の税金が安くなるということです。
こういった制度を損失の繰越控除と呼びます。
そして、損失の繰越控除の利用には確定申告が必須です。
若干の手間ではありますが、できれば損失についても確定申告しておきましょう。
なお、YJFX!の投資信託でも損失の繰越控除は利用可能です。
しかし、FXの損益と投資信託の損益は税制上別の枠組みの計算方法に分類されます。
そのためFXと投資信託で分類をまたいだ繰越控除はできません。
YJFX!の税金の計算方法と確定申告を間違った場合
税金の計算方法を誤ったままYJFX!の利益を確定申告したとしてもそれほど大事にはなりません。
確定申告の期限内であれば「訂正申告」が可能です。
この場合、特段ペナルティはありません。
過不足の生じた税金を納めるか還付を受ければ良いだけです。
さらに期限が過ぎている場合であっても「修正申告」ができます。
ただ、修正申告の場合は延滞税がかかってしまいます。
これはもちろん本来支払う必要のない税金です。
また、少額であればたいしたペナルティではありませんが、YJFX!で莫大な利益を出しているとそれなりの金額にもなりかねません。
確定申告の時期には税務署で無料相談会が開催されます。
もし不安であれば、YJFX!の取引報告書を持って事前に相談しておくと良いでしょう。
YJFX!の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説 まとめ
YJFX!の税金の計算方法は確定申告が必要な「申告」分離課税です。
原則的に年間20万円(48万円)の雑所得がある人は確定申告をしなければなりません。
税金を自分で計算して納めるというのも少し複雑な気分がするかもしれません。
しかし、納税は国民の義務です。 YJFX!の利益にかかる税金を納めないのはれっきとした脱税行為です。
少しばかり面倒かもしれませんが確定申告は年に一度だけ。
割り切って早めに済ませてしまいましょう。