YJFX!はヤフーグループの手掛けるFX取引所。
バランスの取れた取引条件から多くのトレーダーに愛用されています。
しかし、具体的な取引条件は他社に比較してどうなのでしょうか。
たとえば、トレードできる通貨ペアの種類は十分なのでしょうか。
あるいは通貨ペアごとのスプレッドやスワップポイントなども気になるところです。
そこで今回はYJFX!の通貨ペアについていろいろな観点から他社と一覧で比較していきます。
YJFX!の通貨ペアの比較一覧を分かりやすく解説
YJFX!の通貨ペアの比較一覧の注意点
これからYJFX!の通貨ペアのスプレッドやスワップポイントなどを一覧で他社と比較していきます。
ただ、YJFX!で取り引きできる通貨ペアは実に24種類。
一気に一覧で比較するには少しばかり多すぎます。
そこで今回はYJFX!の通貨ペアの中から代表的なものを抜粋して比較していきます。
また、YJFX!のスプレッドは「原則」固定。例外があります。
さらにスワップポイントは変動制です。
したがって、常に今回の比較と同じ結果になるとはかぎりません。
あくまでもここでの通貨ペアの比較は参考情報にすぎないことにご注意ください。
YJFX!の通貨ペアの比較一覧【通貨ペア数】
取り引きできる通貨ペア数の比較結果は以下のとおりです。
・YJFX!・・・24種類
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・20種類
・LINE FX・・・10種類
・DMM FX・・・20種類
・SBI FXトレード・・・34種類
一覧で比較すると良く分かりますが、トレードできる通貨ペア数にはかなりの違いがあります。
そのなかでもYJFX!は比較的多くの通貨ペアがトレードできる取引所です。
よほど珍しい通貨ペアを取り引きしたいのでなければ困ることはないでしょう。
YJFX!の通貨ペアの比較一覧【スプレッド】
スプレッドに関してはすべての通貨ペアを一覧で比較するのは現実的ではありません。
そもそもYJFX!にある通貨ペアが必ず他の取引所にもあるともかぎりません。
そこでここではいずれの取引所でも共通してトレードできる「USD/JPY」と「EUR/JPY」「GBP/JPY」のスプレッドを比較してみましょう。
(※ キャンペーン非適用時の値)
【USD/JPY】
・YJFX!・・・0.2銭
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・0.2銭
・LINE FX・・・0.2銭
・DMM FX・・・0.2銭
・SBI FXトレード・・・0.17銭
【EUR/JPY】
・YJFX!・・・0.5銭
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・0.5銭
・LINE FX・・・0.5銭
・DMM FX・・・0.5銭
・SBI FXトレード・・・0.28銭
【GBP/JPY】
・YJFX!・・・1.0銭
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・1.0銭
・LINE FX・・・1.0銭
・DMM FX・・・1.0銭
・SBI FXトレード・・・0.5銭
一覧で比較すると各社ほぼ横並びであることが一目瞭然です。
SBI FXトレードのみどの通貨ペアでもスプレッドが狭くなっています。
ただ、SBI FXトレードのスプレッドは取引数量に応じて変動する従量制。
状況によってはYJFX!よりも広がることもあるのでその点はご注意ください。
YJFX!の通貨ペアの比較一覧【スワップポイント】
スワップポイントについてもYJFX!と共通して取り扱いのある3種の通貨ペアで比較していきます。
【USD/JPY】
・YJFX!・・・買6、売-21
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・買9、売-12
・LINE FX・・・買9、売-12
・DMM FX・・・買7、売-10
・SBI FXトレード・・・買8、売-11
【EUR/JPY】
・YJFX!・・・買-22、売7
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・買-12、売9
・LINE FX・・・買-12、売9
・DMM FX・・・買-13、売10
・SBI FXトレード・・・買-12、売9
【GBP/JPY】
・YJFX!・・・買1、売-16
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・買1、売-4
・LINE FX・・・買1、売-4
・DMM FX・・・買5、売-8
・SBI FXトレード・・・買4、売-7
スワップポイントについては通貨ペアや取引所によってかなりの違いがあることが分かります。
全体的にYJFX!はスワップポイントについては少しばかり他社に比較して不利な印象です。
なお、公平を期するため今回は同時点における値を比較していますが、スワップポイントは日によって変動するものです。
したがって、必ずしも常に今回の比較結果と同じになるとはかぎりません。
今回の比較はあくまでも参考程度にお考えください。
YJFX!の通貨ペアの比較一覧【ロット数】
最後にYJFX!の通貨ペアのロットを他社と一覧で比較してみましょう。
・YJFX!・・・1,000通貨
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・10,000通貨
・LINE FX・・・10,000通貨
・DMM FX・・・10,000通貨
・SBI FXトレード・・・1通貨
ロットとは要するに売買するのに最低限必要な通貨ペアの数量です。
たとえば、GMOクリック証券(FXネオ)でUSD/JPYを取引するとしたら10,000ドルからになります。
一方でYJFX!は1ロット=1,000通貨。
YJFX!ならばGMOクリック証券(FXネオ)やLINE FX、DMM FXよりも少額の資金でトレードが始められるのです。
ただし、YJFX!でもトルコリラや南アフリカランドなど、比較的流通量の少ない通貨ペアに関しては1ロット=10,000通貨です。
もっとも、流通量の少ない通貨ペアのロットが跳ね上がるのは他の取引所でも同様です。
総じて、YJFX!は資金力に不安のある人でも使いやすい取引所と言えるでしょう。
ちなみに、SBI FXトレードに関しては通貨ペアにかかわらず1通貨からトレード可能です。
ただ、実際に計算してもらえば分かりますが1通貨や10通貨でトレードしても期待できる利益は数円から数十円です。
練習であればともかくとして、そこまで小さな数量でトレードする意味はほとんどないでしょう。
YJFX!の通貨ペアの比較一覧を分かりやすく解説 まとめ
YJFX!の通貨ペアの詳細を他社と一覧で比較してきました。
スプレッドについては各社、比較する通貨ペアにかかわらずほとんど違いはありません。
対して、トレードできる通貨ペア数についてはYJFX!は少し多め。
そしてスワップポイントはやや不利という違いがあります。
ただ、YJFX!は多くの通貨ペアで1,000通貨からトレードできるという強みがあります。
通貨ペアの多さや最低売買単位の少なさなど、総合的にYJFX!はバランスのとれた取引所と言えるでしょう。