SBI FXトレードはソフトバンクグループが手掛けるFX取引所です。
そんなSBI FXトレードに興味があるものの事前にスワップポイントの値を知っておきたいという人も多いのではないでしょうか。
実際、通貨ペアによってスワップポイントはどの程度違うのでしょうか。
また、他社と比較してSBI FXトレードのスワップポイントは有利なのか不利なのかも興味があることでしょう。
そこで今回はSBI FXトレードのスワップポイントを一覧で比較して分かりやすく解説していきます。
SBI FXトレードのスワップポイントの比較一覧を分かりやすく解説
SBI FXトレードのスワップポイントの比較一覧の注意点
ここからSBI FXトレードのスワップポイントを一覧で比較するにあたって「スワップポイントは変動するもの」ということにはご注意ください。
スワップポイントはペアとなる通貨間の金利差を調整するものです。
そのため、各国の経済動向によって日々変動しています。
したがって、時間を固定しなければ正確な比較はできません。
そして、スワップポイントは特定の曜日に土日分をまとめて付与されます。
(SBI FXトレードでは木曜日)
そこで今回はそのような日を避けた平日かつ特定の日に固定してスワップポイントを比較していきます。
また、SBI FXトレードは1通貨からトレードが可能であるため、今回は1通貨あたりのスワップポイントを比較します。
SBI FXトレードのスワップポイントの比較一覧【メジャー通貨ペア】
SBI FXトレードのスワップポイントを一覧で比較するにしても30種類以上ある通貨ペアを一気に見ていくのでは情報が煩雑になってしまいます。
そこで通貨ペアの特徴で分類した中から、代表的なものをある程度抽出して比較していきます。
まずはメジャー通貨ペアのスワップポイントを見ていきましょう。
・EUR/USD (ユーロ/米ドル)・・・売-0.0018、買0.0023
・USD/JPY (米ドル/日本円)・・・売-0.0013、買0.0009
・GBP/USD (ポンド/米ドル)・・・売-0.0001、買0.0006
・AUD/USD (豪ドル/米ドル)・・・売-0.0000、買0.0005
いずれの通貨ペアのスワップポイントも微々たるものです。
メジャー通貨ペアは流通量の多い通貨同士でペアとなるもの。
そしてそれらの通貨を基軸とする各国はのきなみ超低金利政策を続けています。
そのため、SBI FXトレードのスワップポイントも極めて低い値となっています。
スワップポイント低すぎてラ・ラ・ラ
— かわたくん (@hrnk192) April 17, 2020
なお、どの通貨ペアをメジャー通貨ペアとみなすかは取引所によって見解が若干異なります。
そしてSBI FXトレードではとくに通貨ペアをカテゴリー分けしていません。
そこで今回は国際決済銀行が公表している直近の為替取引量トップ4を抜粋してスワップポイントを比較しています。
SBI FXトレードのスワップポイントの比較一覧【マイナー通貨ペア】
次はSBI FXトレードで取り扱いのある通貨ペアの中からマイナー通貨ペアを抜粋して一覧でスワップポイントを比較してみます。
なお、マイナー通貨ペアの定義は「メジャー通貨ペア以外」です。
SBI FXトレードで取り扱いのあるすべてのマイナー通貨ペアを一覧で比較するのも現実的ではありません。
そこでここでも国際決済銀行のデータにおいて取引量の多いマイナー通貨ペアを抜粋して比較していきます。
・USD/CAD (米ドル/カナダドル)・・・売-0.0005、買0.0000
・USD/CNH (米ドル/人民元)・・・売-0.0000、買0.0000
・USD/CHF (米ドル/スイスフラン)・・・売-0.0026、買0.0021
一般的にマイナー通貨ペアのスワップポイントは高めになると言われています。
しかし、世界的に低金利政策が続いている昨今はその傾向も薄れています。
SBI FXトレードのスワップポイントでもこれは同様です。
一覧で比較してみてもそれが如実に分かる結果となっています。
ただスイスフランは変わらず高めのスワップポイントです。
かつてのようにスワップポイントだけで利益を狙っていくのも不可能ではないかもしれません。
SBI FXトレードのスワップポイントの比較一覧【クロス通過】
SBI FXトレードで取り扱いのある通貨ペアの中には日本円も米ドルも絡まない通貨ペアもあります。
その中でも人気のある通貨ペアのスワップポイントを一覧で比較してみましょう。
・EUR/GBP・・・売-0.0014、買0.0017
・EUR/JPY・・・売-0.0009、買0.0012
・EUR/CHF・・・売-0.0009、買0.0004
他の通貨ペアに比較すると高めのスワップポイントになっています。
ちなみに、こういった米ドルや日本円が絡まない通貨ペアを一般的にクロス通貨ペアと呼び、値動きの大きさから一部のトレーダーに好んで取り引きされています。
スワップポイント狙いでなくともハイリスク・ハイリターンなトレードがしたい人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
SBI FXトレードのスワップポイントの比較一覧【他社と比較】
SBI FXトレードのスワップポイントを他社と一覧で比較してみましょう。
ただ、各社で取扱通貨ペアに微妙に違いがあるため、それぞれすべてを比較することはできません。
そこでここでも一部抜粋のかたちで比較していきます。
もちろん、公平を期するために比較する日にちは固定しています。
【USD/JPY】
・SBI FXトレード・・・売-0.0013、買0.0009
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・売-0.0011、買0.0007
・DMM FX・・・売-0.0010、買0.0007
【USD/CHF】
・SBI FXトレード・・・売-0.0026、買0.0021
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・売-0.0024、買0.0021
・DMM FX・・・売-0.0018、買0.0021
【EUR/JPY】
・SBI FXトレード・・・売-0.0009、買0.0012
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・売-0.0010、買0.0013
・DMM FX・・・売-0.0007、買0.0010
一覧で見ると各社で微妙な違いがあることが分かります。
結果としてはSBI FXトレードのスワップポイントがおおむね少し高い水準です。
ただ、冒頭で触れたようにスワップポイントは日々変動するものです。
ここでの比較結果はあくまで参考のひとつとお考えください。
SBI FXトレードのスワップポイントの比較一覧を分かりやすく解説 まとめ
SBI FXトレードのスワップポイントを一覧で比較してきました。
通貨ペアの流通量によってスワップポイントの値が異なるということが分かりました。
また、今回の比較では他社にくらべるとSBI FXトレードのスワップポイントはやや有利という結果になりました。
ただ、スワップポイントは日々変動するものです。
加えて言えば、昨今の世界的な超低金利政策を考えるとかつてのようにスワップポイントだけで利益を狙うのは難しいと言わざるを得ません。
基本的にはトレードで売買差益を狙っていくことをおすすめします。