LINE FX(ラインFX)は大手SNSの手掛けるFX取引所です。
そんなLINE FX(ラインFX)に興味があるものの、実際に利用する前に各種取引条件を調べておきたいという人も多いのではないでしょうか。
たとえば、FXでは事実上の取引手数料にあたるスプレッドなどはもっとも気になるところでしょう。
そこで今回はLINE FX(ラインFX)のスプレッドについて一覧で比較して分かりやすく解説していきます。
LINE FX(ラインFX)のスプレッドの比較一覧を分かりやすく解説
LINE FX(ラインFX)のスプレッドの比較一覧【クロス円】
LINE FX(ラインFX)は実に30種近い銘柄を取り扱っています。
それらのスプレッドを本当に一覧で比較しても逆に分かりづらいだけです。
そこでまずは日本円の絡む通貨ペア、いわゆるクロス円のスプレッドを比較してみましょう。
・USD/JPY・・・0.2~3.6銭
・EUR/JPY・・・0.5~10.0銭
・GBP/JPY・・・1.0~12.0銭
・AUD/JPY・・・0.7~12.0銭
・NZD/JPY・・・1.2~12.0銭
・CAD/JPY・・・1.5~11.0銭
・CHF/JPY・・・1.6~14.0銭
・ZAR/JPY・・・1.0~4.5銭
・MXN/JPY・・・0.3~2.5銭
・TRY/JPY・・・休止中
「~」とあるように実はLINE FX(ラインFX)のスプレッドは固定ではなく幅があります。
早朝や連休明けなどはスプレッドも広がりやすいので注意しておきましょう。
また、総じてLINE FX(ラインFX)のスプレッドは他社に比較すると広めに見えるかもしれませんが、この一覧は「通常時」のスプレッドです。
キャンペーン時には半分近くにまで狭まりますし、キャンペーンをしていない期間のほうが短いくらいです。
ここでは念のため通常時のスプレッドを一覧で比較していますが、実際にはもう少し有利な値と考えておいてよいかと思います。
LINE FX(ラインFX)のスプレッドの比較一覧【ドルストレート】
続いてはLINE FX(ラインFX)で取り引きできるドル絡みの通貨ペアのスプレッドを一覧で比較してみましょう。
・EUR/USD・・・0.4~9.0pips
・GBP/USD・・・1.0~12.0pips
・AUD/USD・・・0.9~12.0pips
・NZD/USD・・・1.4~12.0pips
通常時のスプレッドはやはり全体的に広めです。
ただ、他社のスプレッドと比較するときはその表示方法に注意です。
LINE FX(ラインFX)のスプレッドは正直に通常時のものを「幅」まで明示してあります。
一方で多くのFX取引所は「最良値」か「平均値」を紹介するにとどまっています。
そのため単純比較すると基本的にはLINE FX(ラインFX)のスプレッドが不利に映ってしまうのです。
もっとも、それを差し引いてもLINE FX(ラインFX)のスプレッドはそこまで有利でもなく、若干不利な場合もあります。
単純な取引コストに関してはあまり期待しないでおきましょう。
ちなみに、スプレッドは日本円の絡む通貨ペアは「銭」、それ以外は「pips」という単位になっていますが、基本的には1pips=1銭です。
これはもうそういうものとして覚えてしまいましょう。
LINE FX(ラインFX)のスプレッドの比較一覧【クロス通貨】
次はLINE FX(ラインFX)のクロス円、ドルストレート以外の通貨ペアのスプレッドを一覧で比較してみましょう。
・EUR/GBP・・・0.8~10.0pips
・EUR/AUD・・・1.4~14.0pips
・GBP/AUD・・・休止中
・EUR/NZD・・・休止中
・GBP/NZD・・・休止中
・AUD/NZD・・・1.9~12.0pips
・USD/CHF・・・1.5~12.0pips
・EUR/CHF・・・1.6~13.0pips
・GBP/CHF・・・休止中
休止中が目立ちます。
これはおそらくそのマーケットが不安定な状況下にあるからでしょう。
ただ、休止している通貨ペアの他社でのスプレッドを見てもとくに不安定とも言い切れないところが不可解です。
正直なところ休止になっている理由はいまひとつ判然としません。
いずれにせよLINE FX(ラインFX)自身はこれらの通貨ペアの休止期間を「未定」としています。
もしリスクを取ってでも大きなリターンを狙いたい場合は他社の利用も視野に入れましょう。
LINE FX(ラインFX)のスプレッドの他社との比較一覧
最後はLINE FX(ラインFX)のスプレッドと他社のそれを比較してみましょう。
とはいえ、すべての通貨ペアを本当に一覧で比較するのは現実的ではありません。
そもそも他社でもLINE FX(ラインFX)と同じ通貨ペアを扱っているともかぎりません。
そこでここでは代表として「USD/JPY」「EUR/JPY」のスプレッドを一覧で比較してみましょう。 まずはUSD/JPYです。
・LINE FX(ラインFX)・・・0.2銭
・DMM FX・・・0.2銭
・IG証券・・・0.2銭
・外為どっとコム・・・0.2銭
・SBI FXトレード・・・0.19銭
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・0.2銭
ここでは公平を期すため、LINE FX(ラインFX)も含めて各社キャンペーン中の縮小スプレッド、または広告表示スプレッドで比較しています。
続いてEUR/JPYのスプレッドです。
・LINE FX(ラインFX)・・・0.3銭
・DMM FX・・・0.5銭
・IG証券・・・0.5銭
・外為どっとコム・・・0.4銭
・SBI FXトレード・・・0.4銭
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・0.5銭
USD/JPYのスプレッドにほとんど違いは見られません。
一方、EUR/JPYは意外なことにLINE FX(ラインFX)がやや有利な結果です。
とはいえ、実は総じて国内のFX取引所のスプレッドはほぼ横並びです。
多少の差異こそあれどそこまで劇的に異なることはありません。
今回はスプレッドに焦点を当てて比較しましたが、取引所ごとの特徴を見るのであれば別の観点からの比較をおすすめします。
ただし、SBI FXトレードに関しては例外的に少額取り引きであれば明らかに有利です。
SBI FXトレードは取引量に応じてスプレッドも上がる従量制をとっているからです。
もしLINE FX(ラインFX)にこだわらないのであればそちらの利用も検討してみましょう。
LINE FX(ラインFX)のスプレッドの比較一覧を分かりやすく解説 まとめ
LINE FX(ラインFX)のスプレッドを一覧で比較してきました。
内部でいえばメジャーな通貨ほどスプレッドも狭く、逆に取引量の少ない通貨は広めです。
また、他社との比較ではそこまでの違いは見られません。
実はそもそも国内FXのスプレッドは五十歩百歩といったところだからです。
もしLINE FX(ラインFX)ならではの強み弱みをはっきりさせたいのであれば、スプレッド以外の部分を比較してみましょう。