LINE FX(ラインFX)は大手SNSサービスであるLINEが手掛けるFX取引所。
LINEユーザーであれば気軽に始められることから、初めてのFXにLINE FX(ラインFX)を使おうという人も多いのではないでしょうか。
ただ、実際に登録してトレードを始めるまえに具体的な注文方法(取引方法)を知っておきたいという人も少なくないでしょう。
また、実際の注文方法(取引方法)ごとの使いどころを知りたいという人もいるかもしれません。
そこで今回はLINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)について分かりやすく解説していきます。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)を分かりやすく解説
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)は差金決済
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)は差金決済という取引形態です。
差金決済は実物資産の受け渡しなしに売買差額だけをやり取りするもの。
そのため、LINE FX(ラインFX)では実際の通貨を持っていなくても、後で買い戻すことを条件に売ることが可能です。
(※ 担保となる一定の証拠金は必要)
一般的に、こういった売りから入る注文方法(取引方法)をショート(空売り)と呼びます。
ちなみに、株式投資などのショート(空売り)は決済期限があったり賃借料が生じたりすることがありますが、LINE FX(ラインFX)にそのようなことはありません。
いかなる注文方法(取引方法)でも条件は同じです。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)は7種類
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)には以下の7種類があります。
・成行注文
・指値注文
・逆指値注文
・ストリーミング注文
・IFD
・OCO
・IFD-OCO
LINE FX(ラインFX)の中では、成行注文と指値注文は通常注文としてひとつのカテゴリーに分類されています。
ただ、ここではそれぞれの注文方法(取引方法)による違いも理解するために個別に解説していきます。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)【成行注文】
LINE FX(ラインFX)の成行注文はマーケットの成り行きにまかせた注文方法(取引方法)です。
自分で売買価格を決めるのではなく、そのときの市場価格で注文が成立(約定)します。
主にとにかくできるだけ早く約定させたいときに使う注文方法(取引方法)です。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)【ストリーミング注文】
LINE FX(ラインFX)のストリーミング注文は素早く発注できることに特化した成行注文。
実は注文方法(取引方法)の種類としては成行注文とまったく同じです。
違いは注文確認なしにワンタップで発注できることだけです。
とはいえ、FXは時として時間との勝負になることもあるため、たいへん便利な注文方法(取引方法)といえます。
ただし、確認画面がないため誤発注しやすいというデメリットもあります。
LINE FX(ラインFX)でストリーミング注文を使うときは注文数量などを間違えないように細心の注意を払っておきましょう。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)【指値/逆指値注文】
LINE FX(ラインFX)の指値注文は希望する売買価格を自分で指定する注文方法(取引方法)です。
自分にとって有利な価格を指定する場合を指値注文。
その逆に不利な価格指定の場合を逆指値注文と呼びます。
それ以外の違いはありません。
決済注文の場合、指値は利益確定、逆指値注文は主に損切りの決済に利用される注文方法(取引方法)です。
逆指値はLINE FX(ラインFX)にかぎらずFXではもっとも一般的な損切りの注文方法(取引方法)なのでしっかりとやり方を覚えておきましょう。
ただし、LINE FX(ラインFX)の指値/逆指値注文は必ずしも指定価格で約定するものではありません。
指値注文の実態は、指値/逆指値をトリガーにして成行注文が発注される注文方法(取引方法)にすぎないからです。
そのため相場急変時などは指値/逆指値であっても指定した価格以外で約定することもあります。
「スリッページ」 発注と約定のズレのこと
— やさしいFX用語 (@meta_wm) August 16, 2020
こういった現象は一般的にスリッページと呼ばれます。 損切りで逆指値を使う際はスリッページには注意しておきましょう。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)【IFD】
LINE FX(ラインFX)のIFDは新規エントリー時に同時に決済注文も予約しておく注文方法(取引方法)です。
もし(If)、新規注文が約定したら決済注文を発注(Done)するので「IFD(one)」というわけです。
決済注文には利益確定も損切りも入れられるため汎用性の高い注文方法(取引方法)といえます。
やり方もそれほど難しくないためLINE FX(ラインFX)初心者の人であっても無理なく活用していけるでしょう。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)【OCO】
LINE FX(ラインFX)のOCOは新規エントリー時に指値と逆指値の2つの注文を発注する注文方法(取引方法)です。
どちらか(One)が約定すると他方(the Other)は自動的にキャンセル(Cancels)されます。
頭文字をとってOCOです。
なお、LINE FX(ラインFX)のOCOでは決済注文は予約できません。
そのため、正直なところ使いどころの難しい注文方法(取引方法)です。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)【IFD-OCO】
LINE FX(ラインFX)のIFD-OCOは名前から分かるようにIFDとOCOを複合させた注文方法(取引方法)です。
IFDと同じように新規注文にあわせて決済注文も予約できます。
その決済注文がOCO形式になっています。
決済注文には指値と逆指値を入れておけるため、利確と損切りも同時に予約できます。
こちらもIFDと同じく汎用性が高く非常に便利に使っていける注文方法(取引方法)です。
なお、LINE FX(ラインFX)はPCブラウザでも取り引きできないこともありません。
しかし、そちらで利用できる注文方法(取引方法)は成行注文だけで、それ以外の注文方法(取引方法)を使うにはスマホアプリが必須です。
基本的に、LINE FX(ラインFX)のトレードはアプリでするものと考えておきましょう。
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)を分かりやすく解説 まとめ
LINE FX(ラインFX)の注文方法(取引方法)は7種類。
基本となる成行注文、指値/逆指値のほかIFDやOCO、そしてストリーミング注文などがあります。
ただ、そのすべての注文方法(取引方法)を駆使しなければ利益を狙えないというわけでもありません。
LINE FX(ラインFX)が初めての投資経験という人は基本となる通常注文と一部の特殊な注文方法(取引方法)だけでも十分に利益を狙えます。
無理にいろいろな注文方法(取引方法)を試そうとせず、ひとつずつ使い方に慣れていきましょう。