GMOクリック証券(FXネオ)は大手インターネット関連企業であるGMOグループが運営するFX取引所です。
そんなGMOクリック証券(FXネオ)で初めてのFXをしてみるつもりという人も多いのではないでしょうか。
しかし、中にはあらかじめ取り扱いのある通貨ペアを知っておきたいという人もいるかもしれません。
また、通貨ペアによって通貨単位に違いはないのか確認しておきたい人もいることでしょう。
そこで今回はGMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位について分かりやすく解説していきます。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位を分かりやすく解説
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアの見方
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアは「USD/JPY」のように2つの通貨をペアとして表記します。
そして左側を基軸通貨、右側を決済通貨と呼びます。
といっても、なにも難しいことはありません。
左側の通貨を右側の通貨で売買すると考えれば良いだけです。
この通貨ペアの表記方法はGMOクリック証券(FXネオ)だけではなくFXでは共通の決まりごとです。 そういうものとして覚えてしまいましょう。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位【日本円ベース】
GMOクリック証券(FXネオ)には実に20種類もの通貨ペアがあります。
そこでここでは通貨ペアと通貨単位をいくつかに分けて解説していきます。
まずは日本円の絡む通貨ペアです。
GMOクリック証券(FXネオ)で日本円の絡む通貨ペアは10種類。
基本的に通貨単位は1万通貨です。
ただし、南アフリカランド/円とメキシコペソ/円だけは10万通貨が通貨単位です。
これはこれらの単価が他の通貨ペアに比較して段違いに安いからです。
たとえば、USD/JPYの単価は約105円。対して南アフリカランドは6.5円程度です。
実に20倍近くの差が生じています。
これでは仮に通貨単位が共通だった場合、同じ1ロットを取り引きするにしても取引額も20倍近く違ってきてしまいます。
さらに、GMOクリック証券(FXネオ)ではロスカットの際に通貨単位あたり500円の手数料が発生します。
その点においても不公平が生じてしまいます。
こういった理由から上記2種類の通貨ペアに関しては通貨単位が例外的に10万通貨となっているのでしょう。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位【米ドルベース】
GMOクリック証券(FXネオ)で米ドルの絡む通貨ペアは以下のとおりです。
通貨単位はすべての通貨ペアで共通して1万通貨です。
ただ、これでは結局のところ日本円でいくらの証拠金を用意すればよいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。
ここでGMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアの表記方法、つまり基軸通貨と決済通貨の考え方が出てきます。
たとえば、EUR/USDの場合、1万ユーロを米ドルで売買することになります。
調査時点での1ユーロはおよそ1.17USD。
1万ユーロの決済に必要な通貨は11,700USDです。
そして同時点におけるUSD/JPYは約105円。
したがって、11,700USD×105JPY=1,228,500円が日本円換算での取引額となります。
ただ、その全額を自己資金で用意する必要はありません。
GMOクリック証券(FXネオ)は取り引きする通貨ペアにかかわらず最大25倍のレバレッジが使えるからです。
たとえば上記の例で最低限必要な証拠金は1,228,500円÷25倍=49,140円。
5万円程度です。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位【クロス通貨】
GMOクリック証券(FXネオ)にかぎらず、FXでは日本円も米ドルも絡まない通貨ペアをクロス通貨ペアと呼びます。
そしてGMOクリック証券(FXネオ)で取り扱いのあるクロス通貨ペアは以下のとおりです。
やはりすべての通貨ペアで通貨単位は1万通貨と共通です。
売買に必要な日本円での証拠金の計算方法も米ドルベースの通貨ペアと同じです。
なお、クロス通貨ペアは一般的に他の通貨ペアと比較してやや値動きが激しい傾向があります。
取り引きする際はその点に少しばかり注意しておきましょう。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア・通貨単位とスプレッドの関係性
GMOクリック証券(FXネオ)は一部の通貨ペアをのぞけば通貨単位に違いはありません。
ただ、だからといって取引コストも同じというわけではありません。
FXで取引コストとして考えるべきは取引手数料とスプレッドの2種類。
GMOクリック証券(FXネオ)では取引手数料は無料です。
しかし、スプレッドと呼ばれる隠れた手数料が存在します。
スプレッドとは同一通貨ペアの売値と買値の差額。
BIDが売値、ASKが買値です。 FXで利益を出すには往復の売買が必須です。
そのためスプレッドはトレーダーにとって事実上の手数料と言えるのです。
上記を見て分かるようにGMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドは通貨ペアによって異なります。
たとえば、USD/JPYのスプレッドは0.2銭。
対して、ZAR/JPYは1.0銭。5倍です。
ここで通貨単位の違いも影響してきます。
USD/JPYの通貨単位は1万通貨。
よって、スプレッドによる取引コストは0.2銭×1万通貨=20円になります。
一方でZAR/JPYの通貨単位は10万通貨であるため、取引コストは1.0銭×10万通貨=1,000円とかなり割高になってしまいます。
【スプレッドとは⑤】 通貨ペアによって、スプレッドは異なります。マイナー通貨になるほどスプレッドの負担率は高まります。
FX会社の一例ですが 米ドル円:0.3銭 ユーロ円:0.5銭 豪ドル円:0.6銭 南アフリカランド円:0.9銭 メキシコペソ円:0.3銭 — FX初心者の正しい始め方解説 (@kanbei3104) September 29, 2020
このように、一部の通貨ペアは通貨単位の違いによってスプレッドの影響も大きくなってしまうのです。
もっとも、こういった仕様はGMOクリック証券(FXネオ)にかぎった話しではありません。
どの取引所を利用してもスプレッドはありますし、南アフリカランドのような単価の安い通貨ペアの通貨単位が異なるのも普通のことです。
また、実際に比較してみれば分かりますが、取引所によるスプレッドの違いもほとんどありません。
どの取引所を使おうとGMOクリック証券(FXネオ)とほぼ同水準のスプレッドです。
まだどの取引所を使おうか迷っている人はスプレッド以外の部分を比較して判断することをおすすめします。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位を分かりやすく解説 まとめ
GMOクリック証券(FXネオ)で取り扱いのある通貨ペアは全20種類。
通貨単位は基本的に1万通貨です。
ただし、南アフリカランドとメキシコペソだけは例外的に10万通貨が通貨単位となっています。
そのため、この2種類の通貨ペアに関してはスプレッドによる取引コストの負担も大きくなってしまいます。
これはGMOクリック証券(FXネオ)以外の取引所でもほぼ同様です。
どの取引所を使うにしても、流通量の少ない、あるいは単価の安い通貨ペアを取り引きするときは通貨単位の違いに注意しておきましょう。