GMOクリック証券(FXネオ)は大手インターネットグループGMOが運営するFX取引所です。
知名度が高く新規口座開設数が多いことから、初めてのFXトレードがGMOクリック証券(FXネオ)という人は多いかもしれませんね。
GMOクリック証券(FXネオ)では米ドル/円だけでなく、さまざまな通貨ペアで為替FXができます。
そこで取引コストや通貨単位などは通貨ペアによって違いがないのか、事前に知っておきたい人もいるでしょう。
そこで今回はGMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位について分かりやすく解説していきます。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位を分かりやすく解説
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア 円建てメジャー通貨
GMOクリック証券(FXネオ)のメジャーな円建ての通貨ペアについて見ていきましょう。
・米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円
・豪ドル/円、NZドル/円
・カナダドル/円、スイスフラン/円
まずはメジャー通貨の代表「米ドル/円」です。
FXトレードから上級者まで米ドル/円の通貨ペアは大人気です。
米ドル/円のようなメジャー通貨には次のような特徴がありました。
・マーケットでの取引量が多いため流動性が高い
・スプレッドが狭い
・チャートの値動きが安定している
・政治、経済の情報を得やすい
流動性が高いため、注文を出すと約定しやすく、スプレッドが狭くなります。
取引量が多いため価格操作ができず、値動きは比較的穏やかなチャートを描くでしょう。
GMOクリック証券(FXネオ)でどの通貨ペアにしようか迷うのであれば、米ドル/円にしておけば間違いありません。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア 円建てマイナー通貨
GMOクリック証券(FXネオ)で取り扱っている円建て「マイナー通貨」はトルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円などです。
ではマイナー通貨ペアの特徴を見ていきましょう。
・マーケットでの取扱量が少なく流動性が低い
・スプレッドが広い
・スワップポイント(金利)が高い
・政情不安を抱えている国が多い
GMOクリック証券(FXネオ)に限らず、マイナー通貨ペアは売買するトレーダーが少ないため取扱量はどうしても少なくなります。
すると約定しづらく、その結果としてスプレッドは広がりがちです。
また、戦争や経済状況などですぐにマーケットが荒れてしまうこともおこりかねません。
そうしたリスクがあるため高金利政策をとっている国が多く、スワップポイント(金利)も高く設定されています。
一般的にはマイナー通貨はメジャー通貨と比べてハイリスクハイリターンな通貨ペアだといえるでしょう。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア 米ドル建て
GMOクリック証券(FXネオ)の米ドル建ての通貨ペアの種類を見ていきましょう。
・ユーロ/米ドル
・ポンド/米ドル
・豪ドル/米ドル
・NZドル/米ドル
GMOクリック証券(FXネオ)で取り扱っている米ドル建ては4種類です。
いずれもメジャーな通貨ペアのみの取扱といえるでしょう。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア クロス通貨
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア「クロス通貨」をご紹介します。
クロス通貨とは日本円や米ドル建てではない通貨ペアのことです。
・ユーロ/ポンド
・ユーロ/豪ドル
・ユーロ/スイスフラン
・ポンド/スイスフラン
・米ドル/スイスフラン
円建てやドル建てと比較するとクロス通貨ペアは取扱量は少ないのが特徴でしょう。
そのためスプレッドは広がりやすく、トレードコストがかさんでしまいます。
GMOクリック証券(FXネオ)では、クロス通貨の通貨ペアはそれほどおすすめではないといえるかもしれません。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨単位
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨単位は原則として「1万通貨」です。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円のみ、通貨単位は「10万通貨」でした。
例えば下記の条件の場合の取引金額や必要証拠金を計算してみましょう。
・米ドル/円:130円
・レバレッジ25倍
・取引単位数:1 取引金額:130円×1万通貨×1単位=130万円
必要証拠金:130万円÷25倍=5.2万円 つまり米ドル/円をGMOクリック証券(FXネオ)でトレードするなら、最低5万円以上かかる計算です。
ちなみに南アフリカランド/円は通貨単位が10万通貨からですので、同様に計算してみましょう。
南アフリカランド/円:8円だとすると、取引金額は8円×10万通貨×1単位で「80万円」 必要証拠金は「80万円÷25倍」で「3.2万円」です。
通貨単位にこだわるのではなく、為替レートも合わせてチェックしていおきましょう。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアとスプレッド
GMOクリック証券(FXネオ)ではスプレッドは通貨ペアによって異なります。
そこでスプレッドが狭い順から円建ての通貨ペアを並べてみました。
・米ドル/円:0.2銭
・メキシコペソ/円:0.2銭
・ユーロ/円:0.5銭
・豪ドル/円:0.6銭
・南アフリカランド/円:0.9銭
・ポンド/円:1.0銭
・NZドル/円:1.2銭
上記の通貨ペアであれば、一定の時間内のトレードであればこのスプレッドより広がることはありません。
しかし、GMOクリック証券(FXネオ)のカナダドル/円、スイスフラン/円、トルコリラ/円はこの固定スプレッドがありませんでした。
取扱量が減れば、思わぬスプレッドにまで広がってしまう可能性は0ではないでしょう。
スプレッドの観点から考えると、メジャー通貨であれば米ドル/円、高金利なマイナー通貨でトレードしたいのであればメキシコペソ/円あたりを選んでみてはいかがでしょうか。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位を他社と比較
最後にGMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア数と通貨単位を他社と比較してみましょう。
まずは通貨ペア数です。
・LINE FX(ラインFX):23通貨ペア
・DMM FX:21通貨ペア
・外為どっとコム:30通貨ペア
・SBI FXトレード:34通貨ペア
通貨ペア数で他社と比べてみると、GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア数は少なめといえるかもしれません。
しかし主要な通貨ペアは十分に取り揃えていますので、それほど不満はでないかと思われます。
では次に最小通貨単位で他社と比較してみます。
・LINE FX(ラインFX):1,000通貨
・DMM FX:10,000通貨
・外為どっとコム:1,000通貨
・SBI FXトレード:1通貨
通貨単位で比較すると、たった1通貨から取引できるSBI FXトレードが圧倒的に有利です。
GMOクリック証券(FXネオ)の10,000通貨は以前であれば平均的でしたが、もうひと頑張りして下げてほしいところかもしれません。
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペアと通貨単位を分かりやすく解説まとめ
GMOクリック証券(FXネオ)の通貨ペア数は23通貨とまずまずの取扱数だといえるでしょう。
FX初心者であれば、まずは取扱量が多くスプレッドが狭い米ドル/円がおすすめです。
トレードに慣れてくればマイナー通貨やクロス通貨などでトレードの幅を広げてみるのもよいでしょう。