GMOクリック証券(FXネオ)は大手インターネット関連企業であるGMOグループが運営するFX取引所。
そんなGMOクリック証券(FXネオ)でFXを始めてみたいという人の中には、事前に取引条件を把握しておきたいという人も少なくないでしょう。
なかでも通貨ペアの金利差を調整するためのスワップポイントに関心のある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はGMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントを銘柄別、そして他社と一覧で比較して分かりやすく解説していきます。
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントの比較一覧を分かりやすく解説
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントとは
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントとはポジションを翌日に持ち越すと発生するものです。
スワップポイントはプラスの値をとることもあればマイナスとなることもあります。
どちらの値をとるかは取り引きする通貨ペアとポジション(売りor買い)によって決まります。
また、GMOクリック証券(FXネオ)では土日分のスワップポイントは水曜日にまとめて前払いされます。
スワップポイントは短期売買前提であれば問題にはなりません。
しかし、中長期でポジションを保有する場合、意外と無視できないものとなります。
中長期運用をするつもりの人は一覧で値を比較して、できるだけマイナススワップとならない通貨ペアを選ぶようにしましょう。
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントの比較一覧【銘柄別に比較】
まずはGMOクリック証券(FXネオ)で取り扱いのある通貨ペアのスワップポイントを一覧で比較していきましょう。
ただ、GMOクリック証券(FXネオ)は20種類もの通貨ペアを取り扱っています。
それらを一気に比較していては情報量も多すぎて理解しづらくなってしまいます。
そのため、ここでは「日本円建て」「米ドル建て」「その他」に分けてスワップポイントを一覧で比較していきます。
まずは日本円建てです。
・USD/JPY (米ドル)・・・売-9、買6
・EUR/JPY (ユーロ)・・・売11、買-14
・GBP/JPY (ポンド)・・・売-10、買7
・AUD/JPY (豪ドル)・・・売-5、買2
・NZD/JPY (ニュージーランドドル)・・・売-6、買3
・CAD/JPY (カナダドル)・・・売-7、買4
・CHF/JPY (スイスフラン)・・・売15、買-18
・TRY/JPY (トルコリラ)・・・売-28、買25
・ZAR/JPY (南アフリカランド)・・・売-80、買50
・MXN/JPY (メキシコペソ)・・・売-70、買40
次に米ドル建て。
・EUR/USD・・・売18、買-21
・GBP/USD・・・売3、買-6
・AUD/USD・・・売1、買-4
・NZD/USD・・・売1、買-4
最後にその他の通貨ペアです。
・EUR/GBP・・・売18、買-21
・EUR/AUD・・・売21、買-24
・GBP/AUD・・・売1、買-4
・EUR/CHF・・・売-7、買4
・GBP/CHF・・・売-27、買24
・USD/CHF・・・売-24、買21
日本円も米ドルも絡まない通貨ペアと、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソのスワップポイントは数値も大きくなりがちです。
ただ、GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントは固定ではありません。
各国の金融政策などを反映して日々変動します。
ここでの一覧比較はあくまで参考値としてお考えください。
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントの比較一覧【他社と比較】
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントを他社と一覧で比較してみましょう。
比較対象は代表としてUSD/JPYとします。
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・売-9、買6
・DMM FX・・・売-9、買6
・LINE FX(ラインFX)・・・売-9、買6
各社横並びです。
その他の通貨ペアのスワップポイントに関してもほぼGMOクリック証券(FXネオ)と同水準です。
スワップポイントについては取引所による違いはほとんどないと言って良いでしょう。
ちなみに、かつてはスワップポイントだけで利益を狙うスタイルも広く流行していました。
しかし、世界的に超低金利政策の続く現在ではそういったスタイルでまとまった利益を狙うのは難しいと言わざるを得ません。
現状では、基本的にスワップポイントではなく通常のトレードで利益を狙っていくことをおすすめします。
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイント比較一覧の注意点
ここまでGMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントを一覧で比較してきました。
ただ、前述したとおりスワップポイントは日々変動するものです。
今回はある時点で固定して値を比較しましたが、実際は比較時点によってスワップポイントは大きく異なってきます。
上記はGMOクリック証券(FXネオ)の9月のスワップポイントカレンダーです。
一見して、日によって値が大きく違うことが分かります。
これは土日や祝日などのスワップポイントがまとまって付与される日があるからです。
たとえば、9/2などは土日分にあわせて木曜日の祝日分もまとまるため、合計4日分のスワップポイントが発生しています。
また、そういった要因をのぞいてもスワップポイントの値は日によって微妙に変動しています。
これはなにもGMOクリック証券(FXネオ)にかぎりません。
どの取引所でも基本的にスワップポイントは変動するものです。
ポンドル両建てで無敵と思ってたらマイナススワップで一気に持っていかれてる。 プラススワップもあるがマイナスに比べたら微々たるもの。 全然無敵じゃないやん!
— 茶々丸@FXトレーダー (@chachamarufx332) May 7, 2020
また、上記スワップポイントカレンダーを見てお気づきかと思いますが、売りと買いのスワップポイントを合算すると必ずマイナスの値を取ります。
これもまたGMOクリック証券(FXネオ)以外の取引所でも同様です。
したがって、売りと買いのポジションを同時に建てる「両建て」と呼ばれる手法では必ずマイナススワップが発生してしまいます。
両建ては駆使できれば強力なリスクヘッジ手法です。
しかし、時間が経てば経つほどマイナスのスワップポイントで資産が目減りしていってしまいます。
両建てを活用するつもりの人はこういったマイナススワップにはとくに注意しておきましょう。
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントの比較一覧を分かりやすく解説 まとめ
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントを銘柄別、そして他社と一覧で比較してきました。
銘柄別に見ると流通量の少ない通貨ペア以外のスワップポイントは微々たるです。
また、他社との比較ではスワップポイントに大きな違いは見られませんでした。
世界的に超低金利政策の続く昨今、GMOクリック証券(FXネオ)にかぎらずスワップポイントの値は大きくありません。
かつてのようにスワップポイントを外貨預金のように運用していくのは難しいでしょう。
これからGMOクリック証券(FXネオ)を使おうという人はスワップポイントではなく通常のトレードで売買差益を狙っていくことをおすすめします。