GMOクリック証券(FXネオ)は大手インターネット関連企業であるGMOが手掛けるFX取引所です。
そんなGMOクリック証券(FXネオ)に興味があるものの事前に取引条件を確認しておきたいという人もいるのではないでしょうか。
なかでも実質的な取引手数料と言えるスプレッドに関心がある人は多いでしょう。
そこで今回はGMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドを銘柄別、そして他社と一覧で比較して分かりやすく解説していきます。
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドの比較一覧を分かりやすく解説
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドとは
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドとは各通貨ペアの同時点における売値と買値の差額です。
FXで利益を出すには往復の売買が必須です。
そのため、売値と買値の差額は実質的な取引コストと言えます。
したがって、GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドとはすなわち隠れた取引手数料のようなものです。
当然、スプレッドは狭ければ狭いほどトレーダーにとって有利です。
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッド比較一覧【銘柄別に比較】
まずはGMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドを銘柄別に一覧で比較してみましょう。
ただ、GMOクリック証券(FXネオ)の取扱銘柄(取扱通貨)は全20種とバリエーションに富んでいます。
そこでここでは「円建て」「ドル建て」「スイスフラン建て」の3種に分けて一覧比較していきます。 まずは日本円建てのスプレッドです。
「通常スプレッド」と「期間中スプレッド」と欄が分かれていることにお気づきかと思います。
GMOクリック証券(FXネオ)は期間限定でスプレッドを縮小するキャンペーンを実施しています。
「期間中スプレッド」はスプレッド縮小キャンペーン中にかぎり、時間帯限定で適用されるスプレッドです。
通常時は左側の通常スプレッドとなりますのでご注意ください。 次に、ドル建てのスプレッド一覧です。
日本円建ての通貨ペアにくらべるとやや広めのスプレッドが多めです。
最後にスイスフラン建ての通貨ペアのスプレッド一覧です。
かなり広いですね。 ただ、これはGMOクリック証券(FXネオ)にかぎった話しではありません。
ポンド、スイスフラン、ユーロなどの絡む通貨ペアは他のスプレッドよりも比較的広めになる傾向があります。
また、GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドは総じてかなり狭くなっています。
とりたてて他社に比較して不利な条件ということはありませんので、その点の心配はまったく不要です。
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッド比較一覧【他社と比較】
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドを他社と一覧で比較してみましょう。
ただ、やはりすべての通貨ペアを一覧比較するのは情報量も多すぎて現実的ではありません。
ここでは代表として「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」「米ドル/スイスフラン」のスプレッドを他社と比較してみましょう。
まずは「米ドル/円」です。
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・0.2銭
・LINE FX(ラインFX)・・・0.2銭
・DMM FX・・・0.2銭
・外為どっとコム・・・0.2銭
各社横並びです。 次は「ユーロ/米ドル」。
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・0.4銭
・LINE FX(ラインFX)・・・0.4銭
・DMM FX・・・0.4銭
・外為どっとコム・・・0.4銭
やはりいずれの取引所のスプレッドも同じ値です。
最後に「ユーロ/スイスフラン」。
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・1.6銭
・LINE FX(ラインFX)・・・取り扱いなし
・DMM FX・・・1.6銭
・外為どっとコム・・・1.6銭
LINE FX(ラインFX)にスイスフランの取り扱いがない以外は同じスプレッドです。
このように一覧で比較してみるとよく分かりますが、どの取引所でもスプレッドは大半が同じです。
また、GMOクリック証券(FXネオ)以外の取引所でもスプレッド縮小キャンペーンを実施していますが、キャンペーン中の値もほぼ同じです。
キャンペーン期間の各社足並みをそろえています。
結局のところ、実はスプレッドに関しては各社にたいした違いはありません。
もし、どの取引所を使おうか悩んでいる人がいたとしてもスプレッドについては判断基準から省いて問題ありません。
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッド比較一覧の注意点
ここまで、GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドを銘柄別に、そして他社と一覧で比較してきました。
しかし、この比較結果は絶対ではありません。
スプレッドは「原則」固定であるため例外があるからです。
これはGMOクリック証券(FXネオ)にかぎった話しではありません。
どの取引所でも同様です。
上記はGMOクリック証券(FXネオ)のキャンペーン案内です。 対して、下記はDMM FXの案内。
いずれにも小さく「原則固定(例外あり)」と記載されていますね。
例外的にスプレッドが広がる条件は「市場の急変時」。
具体的には以下のようなタイミングが代表的です。
・震災などの天変地異が発生したとき
・各中央銀行の市場介入があったとき
・年末年始やクリスマス
・重要な経済指標の発表時
こういったタイミングにスプレッドが広がるのはGMOクリック証券(FXネオ)以外の取引所でも同じです。
そのため、本来はここでも例外時のスプレッドを一覧で比較していきたいところです。
ただ、どの程度広がるのかは状況によってまちまちです。
したがって他社との例外時のスプレッドの広がりを比較するのは現実的に難しいというのが正直なところです。
GMOクリック証券のポンドのスプが 確変中のチューリップぐらいパカパカ開く
— スコール (@Internets99) January 27, 2020
たとえば、この方はGMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドが広がりすぎと嘆いています。 一方で次の人の主張は異なります。
DMMFXに移住してきたけどヒロセと殆ど同じ分析ツールあるんですね。 これならGMOクリック証券から移住してきて正解だったかな?
だた、まだちゃんと確認してないのですが、GMOより 指標前後のスプの拡大がGMOより長い気がする。。。 pic.twitter.com/lYG90z5ZmL — 白菜(はーれむ)@❤⚓FX芸人🔰 (@hakusai333) May 29, 2019
この方はDMM FXのスプレッド拡大がGMOクリック証券(FXネオ)より長引いているという印象を抱いていますね。
このように、各社の例外時のスプレッド拡大は状況によって異なりますし、人によって印象も違います。
このあたりは実際に複数の取引所を使っている人にしか分からない部分です。
そもそもFXはひとつの取引所しか使ってはいけないというルールはありません。
少しでも有利な条件で取り引きしたいという人は、できればGMOクリック証券(FXネオ)とあわせて他の取引所も併用することをおすすめします。
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドの比較一覧を分かりやすく解説 まとめ
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドを銘柄別、そして他社と一覧で比較してきました。
銘柄別に見たスプレッドはいずれも非常に狭いことが分かります。
そして、他社とのスプレッド一覧比較では取引所によって値に違いがないことが分かりました。
ただし、これらのスプレッドは「原則」固定です。
GMOクリック証券(FXネオ)にかぎらず各社、例外的にスプレッドが広がることがある点には注意しておきましょう。