外為どっとコムは国内のFX取引所の中では老舗と言えるほどの運営歴を誇る取引所です。
そんな外為どっとコムでは24時間トレードできると耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
しかし、本当に外為どっとコムの営業時間(取引時間)は24時間なのでしょうか。
どこかで例外的に営業時間(取引時間)外となるタイミングなどはないのでしょうか。
そこで今回は外為どっとコムの営業時間(取引時間)について分かりやすく解説していきます。
外為どっとコムの営業時間(取引時間)を分かりやすく解説
外為どっとコムの営業時間(取引時間)【冬時間】
外為どっとコムの営業時間(取引時間)は冬時間とサマータイム時で異なります。
外為どっとコムの冬時間とサマータイムは以下のタイミングで切り替わります。
※ 外為どっとコムより引用 そして、外為どっとコムの冬時間の営業時間(取引時間)は月曜日の午前07時00分~土曜日の午前06時55分までです。
基本的には平日は24時間トレード可能です。
ただし、平日でも午前7時前後の数分間はメンテナンスのために営業時間(取引時間)外となります。
また、土曜日の営業時間(取引時間)終了後から午後1時までは外為どっとコムのマイページへもログインできなくなります。
そのあいだは入手金の依頼もできなくなりますので注意しておきましょう。
外為どっとコムの営業時間(取引時間)【サマータイム】
サマータイムが適用される期間は外為どっとコムの営業時間(取引時間)は1時間前倒しになります。
具体的には月曜日の午前07時00分~土曜日の午前05時55分が営業時間(取引時間)です。
一方でマイページのメンテナンス時間は冬時間と変わりません。
土曜日の営業時間(取引時間)終了から午後1時までがメンテナンスです。
なお、外為どっとコムは電話によるサポートにも対応していますが、このサポートセンターの営業時間は問い合わせ内容によって異なります。
一般的な問い合わせについては平日の23時まで。
対して、口座番号忘れ、パスワード忘れなど緊急性の高いものについては取引時間と同じく基本的には平日24時間です。
※ 外為どっとコムより引用 取引時間と同じくサポートセンターの営業時間にもサマータイムが適用されることには要注意です。
外為どっとコムの営業時間(取引時間)【年末年始】
年末年始は外為どっとコムの営業時間(取引時間)も変則的に変わってきます。
具体的にどう変更されるかは年によって若干異なります。
たとえば、2020年~2021年の年末年始に関しては外為どっとコムでは以下のような営業時間(取引時間)変更がありました。
・年末・・・通常どおりの営業時間(取引時間)
・年始・・・3が日は休業
年末は変わらず営業していますが、さすがに正月はお休みです。
ちなみに、こういった連休明けはマーケットが大きく動きがちです。
あまりリスクをとりたくないという人は連休前にはいったんポジションを整理しておくことをおすすめします。
外為どっとコムの営業時間(取引時間)【祝日】
外為どっとコムの営業時間(取引時間)は日本の祝日とは無関係です。
日本が祝日であっても通常どおりの営業時間(取引時間)のままです。
一方で、海外の祝日は外為どっとコムの営業時間(取引時間)に若干の影響があります。
たとえば、クリスマスは日本では平日ですが海外の多くでは祝日です。
そのため、外為どっとコムでもクリスマスの営業時間(取引時間)は短縮されます。
※ 外為どっとコムより引用
また、海外の祝日は外為どっとコムの営業時間(取引時間)に変更がない場合でもマーケットには少なくない影響があります。
その国が祝日であるということはその国の投資家の多くが市場へ参加しないということだからです。
そのためマーケットの流動性が下がり、値動きも激しくなりやすいというわけです。
こういったことから、レイバーデイや死者の日、イースターなど海外が祝日になるタイミングはマーケットの動きが特殊になることもあるので注意しておきましょう。
ちなみに、取引所によっては海外の祝日をまとめた金融市場カレンダーを提供していることもありますが、残念ながら外為どっとコムにそのようなカレンダーはありません。
海外の祝日が気になる人は他社の提供しているカレンダーを利用させてもらいましょう。
外為どっとコムの営業時間(取引時間)とスワップポイント
外為どっとコムの営業時間(取引時間)は午前7時前後のメンテナンスを日付けの基準としています。
そのため、日をまたいでポジションを保有すると発生するスワップポイントもまたこのタイミングで確定します。
日をまたぐといっても午前0時が基準ではありません。
外為どっとコムでスワップポイントが高い通貨ペアをトレードするときはこの点にはとくに注意しておきましょう。
なお、スワップポイントは外為どっとコムの営業時間(取引時間)外の土日でも発生します。
しかし、営業時間(取引時間)外である以上、土日にスワップポイントが口座へ反映されることはありません。
そのため、外為どっとコムでは土日分のスワップポイントは前もって水曜日にまとめて発生します。
また、連休や祝日などを控えている場合も同様です。
このあたりのスケジュールは外為どっとコムの公式サイトでスワップポイントカレンダーとして公表されています。
高スワップの通貨ペアをトレードする人はまめに確認しておくようにしましょう。
外為どっとコムの営業時間(取引時間)はなぜ7時が基準なのか
外為どっとコムの営業時間(取引時間)は午前7時をひとつの基準としています。
これは外為どっとコムが日本のマーケットではなくニューヨークのマーケットを営業時間(取引時間)の基準としているからです。
日本時間の午前7時はニューヨークでは午後5時にあたり、ちょうどニューヨーク市場が閉鎖する時間にあたるのです。
なお、こういった営業時間(取引時間)の考え方はニューヨーククローズと呼ばれ、外為どっとコムにかぎらずFXでは一般的です。
他社を使う場合にも基本的には営業時間(取引時間)の基準はニューヨーククローズの日本時間午前7時と考えておくとよいでしょう。
外為どっとコムの営業時間(取引時間)を分かりやすく解説 まとめ
外為どっとコムの営業時間(取引時間)は月曜日の午前07時00分~土曜日の午前06時55分です。
また、サマータイムが適用される期間は営業時間(取引時間)も1時間前倒しになります。 祝日については日本の祝日は営業時間(取引時間)とは無関係。
対して世界的な祝日には営業時間(取引時間)が短縮されることがあります。
外為どっとコムにかぎらず、FX取引所の営業時間(取引時間)は少しばかり特殊です。
はじめは戸惑うかもしれませんが、できれば早めに慣れてしまいましょう。