外為どっとコムは国内のFX取引所の中では老舗といえるほどの運営歴を誇る取引所です。
そんな外為どっとコムを使っていたけれど、なんらかの事情で退会(解約)を考えているという人もいるのではないでしょうか。
あるいはこれから外為どっとコムを使うつもりだが、事前に退会方法(解約方法)を知っておきたいという人もいるかもしれません。
実際、ユーザー数が物を言うサービスでは退会方法(解約方法)ややめ方が意図的に分かりづらくなっていることも珍しくありません。
そこで今回は外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方について分かりやすく解説していきます。
外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方を分かりやすく解説
外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方
外為どっとコムの退会方法(解約方法)はサポートセンターへの連絡のみです。
退会(解約)フォームを使うような気軽なやめ方はできません。
また、サポートセンターへの連絡に際してもメールサポートは退会(解約)に対応していません。
必ず電話で連絡しなければなりません。
自動応答システムに答えて問い合わせ内容を選択していき、最終的にはコールセンターへと繋がるという手順を踏む必要もあります。
どれほどスムーズに手続きできたとしても数分はかかるでしょう。
そもそもサポートセンターへ電話がつながらなければ退会(解約)そのものも不可能です。
しかも、外為どっとコムのサポートセンターは夜の23時まで対応しているものの土日はお休みです。
平日忙しい人にとって、この外為どっとコムの退会方法(解約方法)は少しばかり不親切な対応と言わざるを得ないでしょう。
なお、外為どっとコムを退会(解約)するときには口座番号が必要になりますが、口座番号が不明でも退会(解約)自体は可能です。
ただその際はあらためて本人確認が必要になるため若干手間が増えてしまいます。
スムーズに退会(解約)したい人は口座番号を紛失しないように注意しておきましょう。
外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方の注意点①【口座残高】
外為どっとコムを退会(解約)する前には必ず口座残高をゼロにしておくようにしましょう。
口座残高が残ったまま退会(解約)の連絡をしても途中で手続きがストップしてしまいます。
退会(解約)に際して外為どっとコム側で自動的に出金してくれるようなこともありません。
どういったやめ方をするにしても自分で出金する手順は省略不可能です。
ご自分で前もって出金依頼をして、その後にふたたび退会(解約)の申し込みをしましょう。
ちなみに、現在の外為どっとコムは出金先金融機関の登録・変更がオンラインでできません。
出金先金融機関の登録・変更に際しては必ず書面でのやり取りをしなければなりません。
したがって、いざ退会(解約)を決めても、出金先金融機関が未登録だと登録の手順からやり直す羽目になります。
退会(解約)するつもりがないとしても、外為どっとコムに口座を作った人は早めに出金先金融機関の登録も済ませておきましょう。
外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方の注意点②【無料サービス】
外為どっとコムは実際にトレードせずとも情報収集ツールとしてもたいへん便利です。
口座を持っていれば誰でも無料で利用できる各種ツールにお世話になった人も多いのではないでしょうか。
とくにマーケットの動きをメールで受け取れる速報メールサービスはたいへん人気のあるツールです。
一瞬の判断が明暗を大きく分ける局面も少なくないFXではこのサービスはたいへん便利です。
しかし、当然ながら退会(解約)後にはこういった無料サービスは利用できなくなってしまいます。
外為どっとコムでのトレードはやめるけれどFX自体はまだ続けるつもり。 そういった人は、単に口座を放置しておくといったやめ方にとどめてツールだけは使えるようにしておくのもよいかもしれません。
ちなみに、外為どっとコムに口座維持手数料はかかりません。
したがって、口座を放置しておくことにさほど大きなデメリットはありません。
無料ツールが使えなくなるのはよいとしても退会(解約)手続きそのものが面倒という人は、そのまま休眠口座にしておくやめ方もおすすめです。
外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方の注意点③【取引報告書】
外為どっとコムを退会(解約)する前には取引履歴は取得しておきましょう。
外為どっとコムで得た利益は原則的に確定申告が必要です。
その際に取引履歴や取引報告書は申告書類作成の資料として必須だからです。
なお、例外的に年間の雑所得が20万円以下(または48万円以下)の人は確定申告は不要です。
ただし、雑所得には外為どっとコムの利益だけではなくその他の副業収入なども含まれます。
当然、退会(解約)後に外為どっとコム以外でなんらかの副業収入が入る可能性もゼロではありません。
年間利益が20万以下だとしても、やはり外為どっとコムを退会(解約)する前には取引履歴は取得しておくことをおすすめします。
あるいは、確定申告が終わるまではあえて口座を放置しておくやめ方にとどめておくのもよいでしょう。
いずれにせよ外為どっとコムの利益については基本的に確定申告が必須です。
面倒だからといって確定申告を怠るのはれっきとした脱税です。 例外に当てはまらない人は必ず確定申告をしましょう。
外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方は不親切なのか
全体的に外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方は不親切な設計です。
退会方法(解約方法)がサポートセンターへの連絡のみという取引所は決して珍しくはありません。
ただ、その場合でもメールサポートで済むことがほとんどです。
取引所によっては専用の退会(解約)フォームを用意していることさえあります。
対して、外為どっとコムの退会方法(解約方法)には電話連絡が必須です。
自動応答から始まって、最終的にはコールセンターへとつながるという手間も少しばかり煩わしさを感じます。
さらに言えば、退会(解約)の連絡が書面や文字として残らないというのもセキュリティ的に少しばかり不安が残ります。
残念ながら退会方法(解約方法)については他社にくらべて不親切であると言わざるを得ないでしょう。
もっとも、その点をのぞけば外為どっとコムは総じて使いやすい取引所ではあります。 退会方法(解約方法)が少し面倒だからといって、それだけで利用を控えるのはおすすめしません。
外為どっとコムの退会方法(解約方法)・やめ方を分かりやすく解説 まとめ
外為どっとコムの退会方法(解約方法)はサポートセンターへの電話連絡のみです。
数ある取引所の中でもこのやめ方しかできないところはまれです。
率直に言って外為どっとコムのこの退会方法(解約方法)は不親切と言わざるを得ません。
もっとも、外為どっとコムに口座維持手数料はかかりません。
退会(解約)手間がどうしても面倒という人は、あえて休眠口座にしておくといったやめ方にとどめておくのもよいでしょう。