DMM FXは国内最大手とも呼べるFXブローカーのひとつ。
非常に知名度も高いことからDMM FXではじめての投資をしてみたいという人も多いことでしょう。
しかし、FXにはスプレッドと呼ばれる取引コストがあります。
そしてそのスプレッドは各社で異なります。
そこで今回はDMM FXのスプレッドを他社と一覧で比較して分かりやすく解説していきます。
DMM FXのスプレッド比較を一覧で分かりやすく解説
DMM FXのスプレッド比較一覧【USD/JPY】
まずはDMM FXのUSD/JPYのスプレッドを一覧で比較してみましょう。
・DMM FX・・・0.2銭
・GMOクリック証券・・・0.2銭
・外為どっとコム・・・0.1銭
・SBIFXトレード・・・0.09銭
・ヒロセ通商・・・0.2銭
・YJFX!・・・0.2銭
USD/JPYについてはDMM FXのスプレッドはごく平均的ですね。
USD/JPYはFXのなかでももっとも代表的な通貨ペアです。
そちらをメインでトレードしていく人はDMM FXではなく、比較的スプレッドの狭い外為どっとコムやSBIFXを選択肢のひとつにするのもよいかもしれません。
DMM FXのスプレッド比較一覧【EUR/JPY】
DMM FXと他社のEUR/JPYのスプレッドを比較した結果は以下のとおりです。
・DMM FX・・・0.5銭
・GMOクリック証券・・・0.5銭
・外為どっとコム・・・0.3銭
・SBIFXトレード・・・0.3銭
・ヒロセ通商・・・0.5銭
・YJFX!・・・0.5銭
やはり外為どっとコムとSBIFXトレードのスプレッドが比較的狭い以外は横並びです。
この傾向は他の通貨ペアのスプレッド比較でも同じです。
ただ、この2社は取引ツールに癖があったり使いにくかったりといった部分がデメリットです。
どちらかといえばFXの慣れた人向きのブローカーといってよいでしょう。
最低1000通貨単位で良ければ、他を選んだ方が良いかも。
— とらのすけ (@torasan11710) March 26, 2018
対して、DMM FXや他のブローカーも独自取引ツールですが、いずれも使い勝手は悪くありません。
ここではシンプルにスプレッドの一覧比較だけをしていきますが、実際に使うブローカーを選ぶ際はその他の取引条件なども含めて総合的に判断することをおすすめします。
DMM FXのスプレッド比較一覧【GBP/JPY】
DMM FXのGBP/JPYのスプレッドを他社と比較した一覧は以下のとおり。
・DMM FX・・・1.0銭
・GMOクリック証券・・・1.0銭
・外為どっとコム・・・0.8銭
・SBIFXトレード・・・0.69銭
・ヒロセ通商・・・1.0銭
・YJFX!・・・0.7銭
GBP/JPYについてはDMM FXのスプレッドはやや広めです。
ただ、GBP/JPYは比較的ボラティリティ(値動きの幅)の大きい銘柄です。
他の銘柄に比較して利益もとりやすいため、スプレッドの差はあまり問題にならないかもしれません。
DMM FXのスプレッド比較一覧【AUD/JPY】
DMM FXと他社のAUD/JPYのスプレッドを一覧比較した結果は以下のとおりです。
・DMM FX・・・0.7銭
・GMOクリック証券・・・0.7銭
・外為どっとコム・・・0.6銭
・SBIFXトレード・・・0.4銭
・ヒロセ通商・・・0.7銭
・YJFX!・・・0.7銭
一覧にするとよく分かりますが、SBIFXトレードをのぞけば各社ほぼ横並びの比較結果です。
DMM FXのスプレッドも平均的な水準です。
AUD/JPYのスプレッドについてはあまり大きな差はないといってよいでしょう。
DMM FXのスプレッド比較一覧【NZD/JPY】
DMM FXと他社のNZD/JPYのスプレッドの比較結果一覧は以下のとおり。
・DMM FX・・・1.2銭
・GMOクリック証券・・・1.2銭
・外為どっとコム・・・0.9銭
・SBIFXトレード・・・0.9銭
・ヒロセ通商・・・1.0銭
・YJFX!・・・1.2銭
やはり2社をのぞいてほぼ横並びのスプレッドです。
ニュージーランドドル(NZドル/NZD)は、オーストラリアドル(豪ドル/AUD)と同様に高金利通貨で、スワップ金利を狙うFXの投資家に人気があります。
— oseania (@oseania86) August 8, 2020
ただ、DMM FXでNZD/JPYをトレードするつもりの人の中には、為替差益というよりはスワップポイント狙いで売買する人も多いかと思います。
そういった人はスプレッドよりはスワップポイントの違いのほうが重要なはずです。
ここでは紹介しませんが、そのような人はスワップポイントを一覧で比較してみることをおすすめします。
DMM FXのスプレッド比較一覧【ZAR/JPY】
DMM FXのZAR/JPY(南アフリカランド/日本円)のスプレッドを他社と一覧で比較してみましょう。
・DMM FX・・・1.0銭
・GMOクリック証券・・・1.0銭
・外為どっとコム・・・0.8銭
・SBIFXトレード・・・0.8銭
・ヒロセ通商・・・0.9銭
・YJFX!・・・1.0銭
やはりDMM FXのスプレッドは比較的広めです。
ただ、GBP/JPYと同じくZAR/JPYもボラティリティの高い銘柄です。
この程度のスプレッドの差はそれほど問題にはならないかもしれません。
DMM FXのスプレッド比較一覧の注意点
ここまでDMM FXと他社のスプレッドを一覧で比較してきました。
各社のスプレッドは原則的に固定のため、この比較結果でおおよその取引コストの違いは把握できます。
しかし、原則にはもちろん例外もあります。
DMM FXを始めとしたブローカーの大半はスプレッドを固定としていますが、例外的に相場が乱高下する状況にかぎってスプレッドを変動させます。
たとえば、重要な経済指標の発表時や政府要人からなんらかの声明が出るときなどです。
指標とかで込み合うとスプレッド拡がるのせこいよな~。いいとき売り買いできないじゃん
— じょーじ (@Sexyboy20160506) August 6, 2020
そういったタイミングでどの程度スプレッドが開くのかはブローカーによってまちまちです。
したがって、ここまでの一覧比較だけをもってブローカーの優劣を断じることが難しいのです。
ちなみに、DMM FXも他社もいずれも追証のあるFXブローカーです。
そのため、相場乱高下時には口座残高でまかなえないほど大きな損失を出してしまうことも珍しくありません。
そして、その損失はトレーダー自身が追証として追加でブローカーの口座へ入金しなければなりません。
損失の額によっては方々から借金をして入金する羽目になるといった可能性もゼロではありません。
一覧で比較して分かるように、DMM FXのような国内ブローカーのスプレッドはのきなみ狭くなっています。
しかし、その代わりに借金を作るリスクを避けられないことは心得ておきましょう。
DMM FXのスプレッド比較を一覧で分かりやすく解説 まとめ
DMM FXのスプレッドを主要な銘柄ごとに一覧で比較してきました。
総じて、DMM FXのスプレッドはごく平均的な水準ということが分かります。
ただ、FXで重要になるのはスプレッドだけではありません。
約定力や取引プラットフォームの使い勝手など、他にも考慮すべきポイントは多数あります。
実際にどのブローカーを使うべきかは、スプレッドの比較だけではなく多面的な見方で判断することをおすすめします。